一に

おはようございます。

アルジェリアで余りにも悲しい事が起きてしまいました。地球上から争いを亡くさなければいけません。犠牲になられました各国の皆様のご冥福をお祈り致します。そして負傷されました皆様の一日も早い快癒をお祈り致します。
私は日々の祈りで世界平和をお祈り致します、ブログの最後にも書いている通りです。世界平和の実現が個々人の心の豊かさから生まれます。心の豊かさとはなんだろう、どのようなことだろうということをご一考ください。そして身近なことから始めましょう。
人を傷つけて自分の幸せは実現しません、どうか愛と慈悲を以て人様と接し親しみましょう。
明日は24日ですので「初地蔵・初権現」様の日です。明日愛宕寺で「初・月例幸福開運護摩祈願祭」を行います。先日も書きましたが始めがあって終わりがある、ですから始まりは大事です。世界平和のためにもご一緒に祈りましょう。地蔵菩薩様は最も大きな大慈大悲をお持ちです。
以前にも書きましたが、仏教で重視する「慈」はサンスクリット語のマイトリーmaitrī(友情)であり、深い慈しみの心をさしています。人生生きる上に於いてどれほど「友に救われているか計り知れませんし、勇気の源」です。「悲」はカルナーkarunā(同情)です。「同じ思いとなる心」です。今こそ、深い慈しみと憐(あわれ)みを持って「分かち合って歩む行動」こそが日本人、世界人、私たち人類の「在り方」です。
これまでは前へ前へと一人競争のように生きてきたように思えます。しかしこれからは「二人三脚」のように「足並みを揃える歩み方」が慈悲の生き方であることを意識しなければいけません。お地蔵様が子供を大事にするように、誰でも親しみ大事に出来る世界を作りましょう。
慈悲の一字に止まる在り方、一に止まると書いて「正、ただしい」と読みます。明日の祈りの一歩、慈悲の一歩の大事がわかるのではないでしょうか。「一に止まる」からして大成、事が成るのです。あっちをやり、こっちをやり、もっともっとと我欲を増し惑わされては大きくはならず、育み育てるという人間らしい生き甲斐のある充実した人生とはなりませんし平和は実現しません。
「一」。
お釈迦様は「一心一念」がよろしいとお説きになりました。私たちの気は「散る」ようにできています。何で散るのでしょう「我欲」です。
感覚器官もそれぞれ別々の働きをしているのが大きな証。それはとりもなおさず「一を守るため」です。何を守るのでしょう、「慈悲の行動を守るため」です。
様々な現象を栄養として自分にプラス出来るものはプラスし、マイナスするものはマイナスする。「一」を持っていればこそこのことが出来ます。そして迷いもせず、翻弄されず、欲に惑わされない人生とするのです。
心で思い、体で行動する、示現するのが私たち。一つのこと「慈悲の実践」が私たちの使命です。このほかに何物もありません、いわゆる「人様をサポート」させていただくのが「一」なのです。この「一を貫く」ことで人生の意義が大と為すのです。
そのことを行ってきたお陰で明日も多くの皆様と新年初のお祈りをご一緒できます。この事実、現実、人生の大事にありがたいということしかありません。個々の人生は違っていても、互いが祈り合える、凄いことだと感謝するばかりです。
一心に気づきますと、人様の心が美しいのが感じられるのです。皆さんが一心に祈る姿に美しさを感じるのです。それはお金や物で購うことの出来ない喜びです。そのことに気づいてしまったのです。信とは何と素晴らしいことなのでしょう。
本年の第一歩をご一緒ください。そして一年を慈悲の心で真っ直ぐに貫き世界平和を実現してまいりましょう。明日午前10時愛宕寺でお待ちしております。今日も素晴らしい一日でありますように。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。