おはようございます。

「にんげん学」東京講座ご出席の皆さんありがとうございます。3月最初の「にんげん学」、毎日が日々新たで初なのですが、継続して行っています初にはいろいろなことを考えます。それがが人ではないでしょうか、終わりよければすべてよし、とも言いますが、これは良い結果があってのことで、凡人は最初がやはり気になります。
一喜一憂することなく事を進めることの大事はわかっていますが、一喜一憂することで次をしっかり考えるということも事実です。
昨日読みました論語、衞霊公(えいれいこう)第15、15条「子曰く、躬自(みみ)ずから厚(あつ)くして、薄(うす)く人を責(せ)むれば、則(すなわ)ち怨(うら)みに遠(とお)ざかる。」。
意は「孔子言う、自分自身に対しては厳重に身を責める、すなわち万事を己に求めて行っていて、しかも他人に対しては余り責め立てることをしない、すなわち人に求めるところが少ないという風にして行けば、段々人から怨まれることがなくなる。」。
同じ衞霊公に「君子は諸(これ)を己に求む。小人は諸を人に求む。」などの言葉があります、人から怨まれるようなことにならないことも大事ですが、悪い結果が出たときにおいて、その原因を外に求めないことが己を確かにできていくものだと教え、良い結果が出たときは人様のお陰だと教えているのです。
「初」。
明日は「桃の節句ひな祭り」です。年を重ねて爺になっても節句の祝いは何かときめきます。姉と一緒に食べたごちそうなどです。ごちそうといっても今と比べればたいした物はないのですが、「かんぴょうの細巻、稲荷寿司、ちらし寿司」、今でも懐かしく心の中に残っています。一年に二度の節句は毎年初めての気持ちがして楽しい思いででしたので今でもお袋の味として思しだします。いつまでもお袋の味はいい。
そして明日は第一日曜です。心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。継続してきた中で月が変わり初の法要、毎月皆様のことが気にかかり意識します。それがいいのだとも思っています。何故かと言いますと、毎月おまいり下される皆さんのお顔を意識して月初に思い浮かべることが出来るからです。そして一ヶ月のご安泰を祈る、一ヶ月最初に思い浮かべる楽しみ喜びです。
このように考えますと活力を失わない、エネルギー、オーラが弱くならないのは「観想法」によるものだと感謝します。「行法」に「観想法」というものがあります。これは「仏を感じる法」です。「仏の形、意、働き、言葉」を想うことで、「入我我入(にゆうががにゆう)観」を修する法です。これは「仏と一体になる観法」で最も重要な法です。我が身を意識の世界で仏と一体と為し皆様方の心願成就を祈るのです。
日々新たな意識でこの観法を修します。それと同じように皆様のことを観想することで一ヶ月のご安泰を祈るのです。最初の時の喜びが嬉しくもあります。明日のおまいりをお待ちしております。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。