安心立命

おはようございます。

3月第一日曜日、心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」午前10時からです。是非おまいりください。先人が示してくだされた道を歩みいろいろな幸福を体感しております。そのことがとても喜びであり嬉しい事です。「温故知新(おんこちしん)」という言葉もあります。また「述べて作らず」という言葉も、先人が示してくだされた道を実践し歩めば新しい道が示され大いなる世界が開かれるということです。教えを「心とし、言葉とし、行動とする」ことです。
「安心立命」。
人生を豊かにしたいと考えるのであれば素直に道に従い歩むことです。私は「慈悲の道」を素直に安心し歩んできました。人欲、我欲(自分の事ばかりを考えること)に惑わされず心安らかに道に従えば必ず豊かな出会いがあります。
なぜかと言いますと、「命が立つ(己の使命、役割が示される)」からです。以前も書いておりますが、慈悲はマイトリーmaitrī(友情)にあたり、深い慈しみの心をさし、「悲」はカルナーkarunā(同情)にあたり、深い憐(あわれ)みを指しています。
人が迷うとするならば「教えを心とせず、言葉とせず、行動とせず」人欲、我欲に惑わされ「人様の事を考えられない状態となり、自分の事ばかりを考える結果貧苦の道を歩み出す」からです。
辯財天様、水神様は下へ下へと流れ、万物を潤し育むことを使命としています。この水神様の大慈大悲の徳を信じ仰いできました。
この大慈大悲の道を素直に歩み、それによって何を為すべきかの使命がもたらされ、人欲も、我欲も自然に消滅し、為すべき事が無くならず楽しく働けるのです。働く者が必ずや豊かになるのが道理であります。慈悲は「抜苦与楽(人の苦しみを抜き、楽しみを与える)」ことだからです。
この世の仕事と称される物はすべて「人様の苦を抜き楽を与える」故に仕事としての「命が立つ、役割が立つ」のです。友が苦しんでいる様を見て放っておく人はいませんし、同情しない人もいないはずです。
友情を敷衍して歩めば大きな展開と為すのです。心の土台が安定してこそ、その上には何物を載せても安定させることができるのです。今日は安心立命を体感する日であり、新たに安心立命を再認識する日でもあります。豊かな大地に木々や花々が咲きほこるのです。心を豊かにして沢山の物を育んでまいりましょう。今日は「おひな祭り」です。誕生日の花は「桃の花」、花言葉は「気立ての善さ」だそうです。楚々としながらも桃の花は存在感に溢れているからでしょうか、安心して過ごせば私たちの気立ても良くなることでしょう。
明晩は「にんげん学」京都講座です。京都地区の皆さん会場でお待ちしております。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真は「にんげん学」東京講座で何時もMさんがお花をお持ちくださいます。珍しい黒のスイトピーです。Mさんありがとうございます。そして地下鉄の節電のポスター。