寝る前に

おはようございます。

今日で「東日本大震災」は2年目を迎えます。復興が緒についたばかり、何も出来ないことに申し訳ないと思うばかりです。お亡くなりになりました皆様は「三回忌」心して回向をいたしご冥福をお祈り致します。
被災されました皆様どうぞ未来に向かい明るく歩んで下さい、私たちもお手伝いを忘れていません、一日も早い復興をお祈り致します。
大阪K協会研修にご参加の皆さんありがとうございます。心に感じた事お一つを日々修練してください人生の王道は習慣です、学問は「義」です。人様の為に活用してこそ生かされます。知識とすることも大事ですが実践が無ければお役に立てません、そのためにも少しだけ勇気を出して歩んで下さい二日間お疲れ様でした。
今日は第二日曜ですので心華寺「水子供養祭」午前10時からです、あなたしか知らない存在、どうぞおまいり下さい。
「寝る前に」。
人生「ああすれば良かった、こうしたら良かった」という後悔は少なくしたいというよりも無くしたいものです。「後悔先に立たず」ですから余計です。ではどうすればこのような後悔を少なくできるのでしょうか、論語ではこのように教えています。
論語、学而(がくじ)第1、4条「曾子曰(そうしいわ)く、吾、日に吾が身を三省(さんせい)す。人の為に謀(はか)りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝うるか。」。
意は「曾子言う、自分は毎日、自分が行った事について何回となく反省する。その反省の事項は、第一に、人の相談相手となって考え計ってやる際に誠心を尽くさなかったのではないか、第二に、朋友と交わっておる際に信義を尽くさなかったのではないか、第三に、まだ十分の実習もなくて、我が物となり切っておらないものを、口先だけで人に伝え教えはしなかったかという、三つの点である。」。
三つの反省の全てが、人に対する気持ちがどうであったかを省みるところが凄いですね。師の孔子と教えを尊敬し、努力を重ね、人を思いやる「仁」の教えをキチンと守っている曾子の姿が見えてきます。私もこのように在りたいと思っています。
第一の項目は他人との関係、第二は友人との関係、第三は自分のことです。学んだ事をしっかり理解したかということであり、私たちはややもしますと習った、知ったで終わってしまいかねません、理解すると云う事は体得しているということです。反省、省みるといっても言葉上だけではダメだと曾子は自戒し日々務めているのです。
夜、床についた時、ふとその日にあった事を振り返る事は、誰にでもあります。「ああすればよかった」「こうすればよかった」「人に嫌な思いをさせたかもしれない」などなど。
日に一度、我が身を振り返るようにしましょう。そうすれば後悔を少なくするはずです。省みて一つでも新たな気持ちとなることが出来れば、さわやかな朝を迎えることが可能となります。また反省できるようになりますと、「人は謙虚になり」、「謙虚になれば学ぶ姿勢が又一段と旺盛となります」。よって「自分の大いなる成長につながります」。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
数日寺を留守にしていましたら庭の紅白の梅は満開、ゴールデンクラッカーも咲きほこり(名前が違っているかも知れません)、辛夷の蕾は今しも咲くようにふくらみ、春の暖かさに木々も喜びの声を発しているようです。