同心

おはようございます。

お忙しい中「NPO・心の華・ハートランド」準備委員会にお集まりいただきありがとうございます。朝9時過ぎから夕方5時まで長時間にわたりありがとうございます。「三人寄れば文殊の知恵」、皆さんのご意見を結集しご一緒に進めてまいりたいと思っています。全国の皆さんよろしくご協力ください。
「同心」。
易経(えききよう)」にこのような言葉があります。「二人心を同じうすれば、その利、金を断つ。」。
意は「二人の人間が心を合わせて一致協力すれば、堅い金属でも断ち切るような威力を発揮する。」。ここから「断金(だんきん)の交わり」という言葉が生まれました。
そして「同心の言は、その臭(かお)り蘭(らん)の如し」と続きます。意は「心を合わせている二人が放つことばは蘭の香りがする。」というのです。二つを合わせて「金蘭の交わり」という言葉も生まれました。
「断金」といい「金蘭」といい、夫婦の仲の良さを語った言葉ではないかと受け取られるかもしれませんが、これは「人と人の固く結ばれた友情について語った言葉」です。私たちはしょせん一人で生きられません。何をするにしましても理解ある協力者を得ることが成功のポイントではないでしょうか。
まして、志を同じくする方達とスクラムを組めば、これほど心強いことはないのです。志ですから欲では良い関係にはなりません。同じ「易経」に「天を楽しみ、命を知る、故に憂えず。」とあります。
「天」と「命」を合わせますと「天命」です。「命」を「辞海(じかい)」に見ますと「天命なり。按ずるに古人は毎(つね)に、人道は天道に基づき、人の禍福、窮通、夭寿(ようじゆ)は皆天の支配する所と謂う」とあります。
古人は、人間社会のもろもろの現象は天の意志の見えない糸によって支配されていると考えたのです。それが「天命」であり「命」であるのです。ですから「命」を自覚することによって、達観とか諦念が生まれ、さらに言えば悟りの境地に近づいていくのではないでしょうか。それで「故に憂えず」、へんに「じたばたしない」ということになるのです。
逆境に陥ったとき、もっともまずいのは、じたばたすることであります。いわゆる悪あがきです。たんに見苦しい醜態をさらすばかりでなく、これでいっそう事態を悪化させることとなるのです。天命を自覚しなければ、悪いことは全て人のせいとなり、最悪の結果を招くのです。
私は皆さんとお会いする度に「天を楽しみ、命を知る」思いを強くします、天の采配が素晴らしい方々を目の前に使わして下され使命が与えられたと、故に何の心配もなく皆さんに委ねお話することができます。今後とも全国の皆さんに物心両面のご支援ご奉仕をお願い致します。今日も素晴らしい一日でありますことをお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
昨日午前中NPO活動拠点探しに南山城村という京都府唯一の村に廃校を見に行きました。茶畑の風景、美しさに心洗われました。