大道は

おはようございます。

よく言われることがあります、和尚はいろいろなことをやっているので大変ですね、と。しかし私はいろいろなことをやっているつもりはなく、一つのことを形を変えて行っているのに過ぎません。言わば「慈悲・仁の布教」です。「忘己利他(もうこりた)・己を忘れて他を利する」「ポストにベストを尽くす人生の布教」、この精神を皆様に養っていただきたいと各方面でお話をさせていただいているのです。しかし道を歩んでいながら迷ってしまうことほど愚かなことはありませんので、注意はしております。
「大道は」。
道は万物を生かし育みます。「列子(れつし)」に「大道は多岐(たき)なるを以て羊を亡(うしな)う。」とあります。「多岐」とは、分かれ道です。したがってこのことばの意は、「大きな道には分かれ道が多い。だから逃げた羊の姿を見失ってしまう」。
列子は人生もこれと同じだというのです。分かれ道がたくさんあるので、ついつい迷い込んでしまい、肝心の本道を忘れてしまうのです。ここから「多岐忘羊(たきぼうよう)」、「忘羊の嘆(たん)」などの言葉が生まれたのです。
人生には、目標があったほうがよいでしょう。その目標も、なるべく10年単位くらいの長期のものであることが望ましいでしょう。私も出家以来10年単位で目標を設定してきました。
比叡山ご開祖の伝教大師様は12年を一期とせよと諭されました。12年同じ事をやっていれば大概のことはものになるということです。比叡山には12年籠山行というものがあります。12年山を下りずに修行することです。おこがましいですが私は10年を目処にやってきました。
そうすることで一段一段階段を上り今新たに「NPO・心の華・ハートランド」作りを目指しています。道は余りにも豊かで広く大きいために目標を確かにして迷わないようにこれからも一里塚を設け亀のように歩んで行きます。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
心華寺「月例祭」「にんげん学」京都講座、「ぶら和尚京都版」等々お寺へのご奉仕でお世話になっていますIさんのお宅にお祈りにお邪魔する途中京都八条口出口近くにあります「京都四季折々の祭り時計」とIさんのお宅の前の商店街の街路灯の外枠がパープルサンガ応援のためサッカーボウルになっているのでパチリ、そしてお供えにバウムクーヘンをいただき、パッケージが余りにも可愛いためパチリ、Iさんお世話をおかけしました、そしてごちそうさまです。