言い放しにしない

おはようございます。

昨日から一泊二日でリーダー研修を行っております。先日も書きましたが25年前大阪M社の社長さんが大学卒業時他社に修行のため入社、新入社員研修で来寺しお話を聞いてくださり今回の研修を実施くださいました、当に「縁尋機妙(えんじんきみよう)」。
先週の管理職研修も同様です、皆さん「縁を大切にしましょう」。縁を大切にするということは出会いの後「人様とお話をした後にどのような生活態度を取り日々を過ごすか」を「縁を大切にする」ということです。その後の「日々の在り方」が「縁尋機妙、縁が縁を呼ぶ機となる」ことを確かにするのです。
「言い放しにしない」。
「縁尋機妙、多逢聖因(たほうしよういん)」、縁尋機妙は「良い縁がさらに良い縁を尋ねて発展してゆく様は誠に妙(たえ)なるものがある」という意、多逢聖因は「いい人に交わっていると良い結果に恵まれる」という意味。ですから人間はできるだけ「いい機会、いい場所、いい人、いい書物に会うことを考える」ことです、これが縁尋機妙、多逢聖因。
ですから、まず、いい人に会うこと(主体性を持ち、目の前の人はいい人だと尊敬して出会う、そうすることで真にいい人と出会う機となる)、そして「気」のいい場所に出向くこと(気のいい場所を得るためには掃除、整理整頓、いわゆる置かれている場所を日々大切にすることが肝要)、それが「いい機会、チャンスを生むことになる」のです。そのためにも毎日自己啓発できるいい本を読み修己(己を修める)を旨とすることです。漫然と時間を過ごしてもチャンスはもたらされません。
言葉を知っても言行一致しなければ力とすることは出来ず、一つの言葉を確かにしようとする日々を過ごすことです。言葉は「言霊、木魂、こだま、反響と考えること」です。必ず自分に反ってきます。このことを思えば軽々しく言葉を使ってはいけません。「中庸(ちゆうよう)」に「言(げん)は行(こう)を顧(かえり)み、行は言を顧みる」と。
言行一致、すなわち言うことと行うことを一致させるのは、きわめてむずかしいことです。多くの人は言うことが先走って行動がそれに伴わないのを見てもわかります。師が弟子に上司が部下に向かって、「ああしなさい、こうしなさい」と口うるさく言ったとします。言ったのはよいが、「じゃ、師匠はどうなのですか?」と切り返された場合、一言もないようではまったく説得力がないのです。
私たちは誰でも、言行一致であることが望ましいのです。そのために「言は行を顧み、行は言を顧みる」が必要なのです。一日を終えての反省が如何に大切かです。
「言は行を顧み」とは、何か発言するときには、行動がそれに伴っているかどうかを考える。そうすれば、発言におのずからブレーキがかかるのだというのです。「行は言を顧みる」とは、何か行動を起こすときは、自分の発言を思い出す。そうすれば発言に比べてまだまだ行動が足りないのではないかと反省し、いっそう励むようになるというのです。
言葉は夢を語ります。だからこそ言行一致の努力をしなければいつまで経っても現状維持どころか、現状以下に終わるのです。夢が叶わないと嘆いている人は「にんげん学」講座に是非ご出席ください。そして書を読む機会を多くしましょう。このこと一つで「縁尋機妙、多逢聖因」を生むことになるのです。
私は不器用ですから、一つのことしかやっておりません。書物を読んでいますと多くの賢者は「一つをやり続けている」のです。そして勇気と希望を失うことなく19才から同じ事、一つのことをやり続けています。ですから今日の喜びが与えられたのだと感謝しています。
私の心の田に「先人が師が友が多くの人々が学ぶという種を蒔いて下された」のです。それを私は育てているだけです。そして少しだけ咲いた「心の華に」止まってくださる方があるのです。ありがたく嬉しい日々を過ごしています。このような思いが出来ることも教えがあったからです。今日も皆様の一日が素晴らしい一日でありますことをお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。