心の華

おはようございます。

大阪「M社リーダー研修」一泊二日ご参加の皆さんありがとうございます。月並みですが新たな気持ちでご精進ください。今日はお休みですが明日出社まで研修が続いていると考えお過ごしください、老婆心まで。精進とは「一つのことを推し進める」ことです。あれもこれも行うことは精進とはいいません、一つのことを淡々と推し進めてください。行動が無ければ結果は得られません。
「心の華」。
私たちには誰にでも素晴らしい能力があります。しかし能力と言いましても漠然として何が自分の能力なんだと考えている方が多いのではないでしょうか。私も若い頃はそのように考え悩んでいたときがありました。
あるときから私の能力の定義は「出来ること」が能力だと考えています。出来ることといいましても「人様より優れているという事ではありません」。単に「自分が出来るということ」です。ですから客観的に見ますと人様より劣っているのがわかります。しかし出来ることが能力だと開き直ってはいます。
心がけていることがあります。「威張らない」「妬(ねた)まない」「うらやましがらない」「誹(そし)らない」「自分を卑下しない」「己を忘れ他を利する」「ポストにベストを尽くす」です。
これが私の出来ることです。これをラッキーを生む、「虹の架け橋、ラッキーセブン」と心秘かに自称しています。
私には私の「心の華」があるから心華寺に愛宕寺にと声をかけていただいたと信じています。その華は私が示したのではなく「人様が感じとってくれた華」だと感謝しています。それが上の「七つの心がけ」を大事にしてきたことで人様が「華と見てくだされたのでは?」と感謝しています。
「桃李言(とうりものい)わざれども下自(したおのずか)ら蹊(みち)を成す」(史記)。という言葉があります。成蹊大学はこの言葉からとり人作りの精神としています。私もこの言葉を一つの頼りとして勇気を持って歩みました。
意は「桃や李(すもも)の樹は美しい花を咲かせ、おいしい実をつける。だから何も言わなくても人が自然に集まってきて、その下には自然に道ができる。それと同じように、徳のある人物のもとには、黙っていても人々が慕い寄ってくる。」。
中国、漢(かん)の時代に李広(りこう)という将軍がいました。弓の名手で、剛胆な戦い方を得意とし、「漢の飛翔軍(ひしようぐん)」と恐れられましたが、ふだんは無口で、朴訥(ぼくとつ)な人柄でした。部下もよく可愛がり、下賜(かし)された恩賞のたぐいはみな部下に分け与え、飲食も常に部下と同じものをとったということです。行軍中、たまたま泉を発見しても、部下が飲みおわるまではけっして飲もうとせず、食料も、部下にゆきわたらないうちは、ついぞ手をつけなかった。そのため部下はみな、「李広殿のためならば」と、喜んで戦いにおもむいたといわれています。
上のことばは、この李広将軍に捧げられたものです。これもまた理想の指導者像、人生像を語っています。このような生き様は難しいですが、人間として漢(おとこ)として見習い精進すべき在り方です。
今日から一週間は春のお彼岸。明日はいろいろな夢と希望を持てる人間としてこの世に生を与えて下されたご先祖様に「在(い)ますが如く」追善供養を行います愛宕寺「春季・彼岸法要」です。午前10時からです。身近なご先祖様が目の前に在(い)るが如くに感謝してこそ李広将軍のような漢(おとこ)に少しでも近づくことができるのではと私は考えています。ご一緒にご先祖様にご焼香致しましょうお待ちしております。心華寺は20日、こちらも午前10時からです。今日も素晴らしい一日となりますことをお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真は研修で茶礼を行いますお茶室への路地。