気づくべきこと

おはようございます。

二泊三日心華寺「新入社員研修」ご参加の皆さんお疲れ様でした。お見送りせず失礼しました。これからが本番の研修が始まります。「事上磨練」真っ直ぐ人生に対してください、一日の真剣な態度が一年の充実を、一週間の真摯な態度は三年の充実した人生をもたらします。皆様のご活躍をお祈り致します。
昨日から東京に、「Nガラスグループ、N、J、C28期卒業講演」。お招きいただきご清聴賜りありがとうございます。皆様方の会社とご縁を得てこのかた30年を超えました、長くお付き合いをいただき感謝いたします。
5年前に心華寺で新入社員研修受けていただいて始まりました「ベーシック研修」卒業おめでとうございます。これから管理職として最も期待される年令。昨日お話させていただいた「論語から学ぶ・リーダーとしての器量」を大いに発揮し後進の方を導いてください。昨日のお話は私が日々心がけていることばかりです。器を大きくしなければ自身も周囲の素晴らしい人材も生かせませんご精進ください。
「気づくべきこと」。
上に立つ者として大切な心がけの一つは「善を用い、悪を除き去る」ことです。
人間は皆、他人の欠点や非違行為はすぐに気づきますが、自分の事はわかりません、このことは私自身年令を重ねてきて一層感じるところです。私に意見を言ってくれる人はなかなかにおりませんが、しかし最近お顔が見えないなあ〜と感じる方は、私の何かを非難している、欠点を感じているからに違いないと感じ、受け止めるようにしています。
そしてお話ししたことを実行に移してくれない、アドバイスを受けいれてくれない、言った相手が何等変わらない等々から察するようにも努力しています。
昔中国の皇帝は自分の事に気づかない事を知り、傍に「諫議大夫(かんぎたいふ)」という「ずけずけと欠点や非違行為を直言する役職」をつくりました。でなければ国を亡ぼす原因となるからです。しかし残念ながら私の傍にはなかなかそのような人材は見当たりません。自身で書を読み、心学を為し、気づくしかありません。
私たちは善悪を良く話題にしたりして、事の善悪を知ってはいます。しかしどうでしょう。その善悪を知っていながら会社を潰したり、ダメにする社長は多いのです。これは社長に限らず、私も含めまして悶悶として人生を嘆いている人も多くいます。
では何故善悪を知っているのに滅びたり、潰したりするのでしょう。それは「善を善としたのに善を用いることをせず、悪を悪としたのに悪を除き去ることをしないから、滅びたり、潰したりする」のではないでしょうか。
ここで私たちは気づかなければならないことは、善悪を知ったならば、己自身が「善を用い悪を除く」ことをすることです。そうであれば社員の方々も見習うようになるのです。
「人の振り見て我が振り直せ」を胆に銘じ、人の欠点を得意げに人様に話さない、言わないことから始めようと、いわゆる「繰り言、グチはダメ」だと最近は一層胆に銘じています。繰り言やグチからは何も良いことは生まれず、逆に「落ち込みますし、人心は離れます」。数日若い人達にお話しさせていただき、ふと改めて自分の未熟さに気づかされたのです。
今日は「東京版ぶら和尚」花見。昨年はあいにくの雨の中皇居一周の花見会でしたが、今日は晴れ、気温も最高の感じです。今日も皆様方の一日が充実した素晴らしい一日でありますことをお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真は朝定宿の周りを散歩しホテルの裏を流れる神田川のユリカモメ、秋葉原駅前の喫煙場で喫煙している姿に驚きパチリ、一服しながら今日の仕事の段取りを考えているのでしょうか?。