反省は

おはようございます。

満開の桜が新入社員の皆様を祝福するように昨日の風雨にも負けず散らずにあります。今日夕方270名の皆さんが下山します。それまでしっかりと受講していただきたいと願っています。お昼から新たに30名の新人の皆さんが入山されます。入山されます皆さん気をつけておいでください。
いつものことですが皆さんにお話をさせていただいた後に「あのように話せば、このように話せば、こんな話も、あんな話も、もっと分かりやすくなど」と反省します。私の心情の一つ「反省はしても後悔せず」という考えがあります。皆さんにも反省はしても後悔をしないようにしていただきたいと願っています。
「反省は己を養う」。
菜根譚前集147「己(おのれ)を反(かえ)りみる者は、事に触れて皆薬石(みなやくせき)と成り、人を尤(とが)むる者は、念を動かせば即(すなわ)ち是(こ)れ戈矛(かぼう)なり。一(いつ)は以て衆善(しゆうぜん)の路(みち)を開き、一は以て諸悪の源(みなもと)を濬(ふか)くす。相去(あいさ)ること霄壌(しようじよう)なり。」
意は「自分の言行を反省する人は、あらゆることがらにふれると、それがすべて自分自身の良薬となるし、人の過失を責めとがめる人は、心を動かすごとに、それがすべて自分を傷つける刃物となる。
前者の場合は、多くの善行を積む路を開くことになり、後者の場合は、多くの悪事を重ねる源を深くすることになる。両者の違いは天と地ほどの雲泥(うんでい)の差がある。」。
論語にも反省の大切さを説いています、菜根譚でも同じです。反省し進む者は善行を積む路が開ける、ここが大事です。反省し歩むことが善行積むことなのだというのです。結果を望むことにばかり焦らず善行を積むことが肝要なのです。善行を為しておれば自ずから路は示されるのですから。
それに引き替え人を妬(ねた)み誹(そし)る者の行き着く先は悪事を重ねることだというのですから、悪口は屹度戒(きつといまし)めるべきです。悪口が已(すで)に罪でありますから当然ではありましょう。不平不満も悪口に違いのないことも知るべきです。思わず弾みで漏らすグチや不平不満にも用心すべきです。これも自分を傷つける刃物だからです言葉には気をつけなければいけません。
昨日は風冷えの一日、気候が不順ですどうぞお大事くださいますよう。今日も素晴らしい一日となりますことをお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真は桜の花びらが蓮池に風情を感じパチリ。ズームしてパチリ。屋根の上の花びら。そしてお茶を一服差し上げます雷神館、茶礼の様子です。