修己

おはようございます。

昨日うぐいすの声を初めて聞きました、うぐいすの声を聞きますと春ですねやはり、心が穏やかになります。270名の新人の皆さん二泊三日「新入社員合宿研修」お疲れ様でした。初体験ばかりでずいぶんと途惑われたことでしょう。人生は不確実の中での生活、そんな中で己を見失うことなく確かに歩んでいただきたいとの思いからのスケジュールです。失礼なことも多多あったことと存じますが他意はございませんのでお許しください。
今日からの実社会、実践の中で人間性、知識、技術が確かに磨かれ高まります。憶せず動ぜず「事上磨練(じじようまれん)」を心底に置き精進ください。機会を作り今度は自主的に寺にお運びください、心からお待ち致しています、ご活躍をお祈りします。ありがとうございます。
「修己」。
上の字は「己(おのれ)を修(おさ)める」と読みます。自分の身を修めることです。人生の要はこの一語に尽きます。自分の身を修められる人が「人を治める(マネジメント)」ことができます、いわゆる自ずと「リーダーと化していく」のです。
人生であれ、仕事であれ「救心性を醸し出す人はみずからの人間性の修養につとめ、人に接し、事にあたっては、敬い慎む心を忘れない人」であります。これまでの多くのリーダー、経営者の方と接し、このように感じとっております。
リーダーの多くが「大切にし、守り抜いていくものというのは、ただ我が身を修めること」だとも見ています。また「他人が善い行いをするのを見れば、自分もそうありたいと願って修養に励み。また、他人の良くない行いを見れば、自分はあのようになってはならないと、自分の行動を反省し戒める」人でもあるのがリーダーです。
新人の皆さん、知識、技術が生かされるか否かは人様に接します態度如何です。自分を修める事の出来ない人は人様を「マネジメントできない」のです。人を敬い親しんでこそ人様は敬い親しんでくださいます。そして仕事に対する時は慎んで感謝し行動することです。
では修身、己を修めるとはどのようなことを指しているのか具体的に五つあげておきます。1、「正身(自分の生き方を正す)」。2、「務本(むほん)(人としての根本的な道徳観・倫理観を身につけるように努める)」。3、「克己(こつき)(心にわき上がってくるさまざまな欲望や良くない感情に打ち克(か)つ)」。4、「敬身(自分自身を敬う、自分を大事にする。自分を大事に出来ない人は人様をも大事に出来ない)」。5、「崇徳(すとく)(人格を高める)」の五つです。
新社会人の皆様日々精進ください。精進とは日々継続することです。今日も素晴らしい一日となりますことをお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真はもう30年近く研修にお出でいただいています大阪S社の新入社員の皆様の「ボイスセラピー大会の様子」。素晴らしい言葉を大きな声で唱和すれば気分爽快、ストレス解消にもなり楽しいですよ。研修生の皆さんお帰りになられても声をしっかりだしてください。