君子は

おはようございます。

7日の日曜日の夜ボクシング中継を観ました。亀田興毅選手の防衛戦です、人とはこうも変わるものだと感心しました。6度目の防衛を果たしたのですが、その勝ち方がふがいなく恥ずかしいと感じ観客の皆さんに謝ったのです。以前では考えられない言動です。やはり世界チャンピョンになる器だったのでしょう。ただ単に生意気だったのではなく、器量があったのだということをまざまざと見せられた思いです、思わず拍手。
「君子は豹変(ひようへん)す」。
上の言葉は「易経(えききよう)・革卦」にあります。意は「君子は過ちを改め、善に移ることが際だってはっきりしている。」。俗に、態度や考えが急変するたとえにも使われます。ハッキリと固い目標を持っている者は修練を積んでいくと「ある日突然変化・進化する」のです。ですから止めてはいけないのです。
また「士別れて三日なれば、即ち更に刮目(かつもく)して相待(あいじ)すべし」という三国志にあります。目を剥きこすって、え、この人が以前と同じ人なのかという驚きの意味ですが、このように日々研鑽を重ねたいものです。高言して何の進化もないようでは社会人として恥ずべき事です。
進むも止めるも自身です。いくら周りの所為(せい)にしたとしても自身が決めることです。人生は心身共に辛く悲しく厳しいときはあるものです。自分一人が精進しているわけではありませんし、皆さん精進しているのですから。常に自分の思い通りに運ぶことなどはあり得ません。このこともやはり体験、経験、目標を持って事上磨練すればこその気づきです。
人間意地だけでは、意気込みだけでは、情熱だけでは何もならないということを彼は悟った故の変化でしょう。意地は必要、意気込みも、情熱も、それを自己実現の修練に向けることの大事を悟ればこその試合後の態度だったのではと関心して見ていました。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真はほころび始めた八重の桜と大地からにょき、こんにちは。そして昨日入山された100名の新人の皆さん。