人生の楽しみ

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さんありがとうございます。毎回論語からは気づきをいただきます。読めば読むほど心の襞にしみこみゆったりとした気持ちで人様と接することができるような思いです。
礼も馬鹿丁寧にならず、どのような年令の方とお出会いをさせていただいても素直な態度になれるようです。この年になって馬鹿なことをと思われるかも知れませんが、間違えば素直に直せばいいのだと心底思うのです。
愛知地区の皆さん来月もお会いできますことを楽しみにしています。来月はどんな扉が待っているのでしょうか。
「人生の楽しみ」。
孔子が人生の楽しみについてこのように言っています。「孔子曰く、益者三楽、損者三楽、礼楽を節せんことを楽しみ、人の善を道(い)うことを楽しみ、賢友多きことを楽しむは、益なり。驕楽(きょうらく)を楽しみ、佚遊(いつゆう)を楽しみ、宴楽(えんらく)を楽しむは、損なり。」。
意は「孔子言う、益を得る楽しみに三つ、損を受ける楽しみに三つある。すなわち人間の日常生活に秩序と和合を与える礼楽を、過不及ないようんほどよく規制して行くことを楽しみ、人の善言善行を口に出して褒め人にも告げ知らせることを楽しみ、賢い友人の多いことを楽しむのは、益である。
これに反しておごりたかぶって人を見下し、わがまま勝手を振る舞うこと(驕楽)を楽しみ、博奕遊芸などに耽ってなまけ遊ぶこと(佚遊)を楽しみ、酒色に耽って安逸をむさぼること(宴楽)を楽しむのは、損である。」。
有益な楽しみが三種、有害な楽しみが三種あるぞ、と孔子は教えるのです。いかがですか皆さんは、どちらに心引かれますか、私は損者三楽をこの条を読むまでは具体的に損者と思うことができませんでした。
実際責任在る行動をしようとするならばやはり、益者三楽を知り、自らも益者になろうとすべきでありましょう。そのためにも日常生活の中での「親しき仲にも礼儀あり」を先ず確かにする。そして人様の善言善行を口に出せる、人にも知らせることの出来る豊かな人間性を養いたいものです。それとやはり自分より人格も知的スキルも優れた人と出会うべく自身を高め養うべきでしょう。
遊びも楽しいことですが、賭け事や我が侭な遊びをしない、酒色に溺れないように、楽しいからこそコントロールし、有益か損益かを確かにすべきであります。大型連休で遊びすぎて後悔しませんように、過ぎたるは及ばざるがごとしです。今日は憲法記念日、自分で決めたルールを大事にそして社会のルールを守りお互いの人権と生活を尊重しましょう。
そして今日はお昼から「にんげん学」東京講座です。時間が午後3時受付、開講3時半です、お間違いのありませんように。今日も素晴らしい日でありますように。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真は「にんげん学」一宮講座後の懇親会の様子。一宮一番の「うどん屋カニ屋さん」です。カニ屋さん毎月美味しいお料理ごちそうさまです。