互助愛

おはようございます。

人は一人で生きていくことは難しい事です。だから私たちは誰かと寄り添って生きています。家族を作り、組織を作る。それがうまくいくには人それぞれが役割を分担することではないでしょうか。そしてその任務を果たさなければいけません。導く人、率いる人、従う人、考える人、作る人、実行する人さまざま、誰が欠けても上手く進まないのです。
「互助愛」。
昨日はかつて心華寺で学生時代修学していた鹿児島のWさんが訪ねてくれました。嬉しいですね、夕食を宇治河畔の近くで兄弟弟子の誠澄も交え三人でとりました。弟子が訪ねてくれる、師は弟子がいてこその師であり、何も師が偉いわけではありません。
人が集まれば当然いろいろな考えが生まれます。さまざまな立場もあります。意見がぶつかるときもあります。ですが、大事なことは「それぞれ相手を思いやる」ことです。それが「互助愛」です。
互助愛が「いさかい」や「争いごと」を解消していきます。良い方に行かせようとしながら「衝突することほど哀れで悲しいことはありません」。良いことをしよう、良い方向に向かおうとしているにもかかわらず衝突するのは「相手を思いやる心が足りない」と気づくべきでしょう。
自説が正しいと思うことは大事ですが、その意識が強すぎることが争いを生む原因となります。争いを引き起こすことは厳に戒めるべきです。しかし仲良しクラブでは良い方向には進みませんので、そこで「互助合いの精神で相手をお互いが受けいれ話し合う」ことです。
そうすることで切磋琢磨でき、それぞれの意見が良いアイデアを生み行動となるのです。老子にこんな言葉があります「指導者、リーダーというのは、その人がそこに居るというだけでいい。誉められたり、人気者であったりするのは、まだ二流の指導者、リーダーだ。ましてや恐ろしがられたりするのは三流で最悪だ。」。
互助愛を大切にしましょう。人は一人で生きていくのは難しいのですから、自分の考えを推し進めたいと思うなら、根底に「互助愛の精神」がなければいけません。お互いの心に互助愛が浸透してこそお互いの役割が明確に出来ます。昨日の般若湯も美味しかったですね、いい感じのほろ酔いでした。酒にも酔いますが人にはもっと酔いますね。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
宇治橋と抹茶料理をいただき11種出たのですが、八寸と田楽、抹茶ソバ、抹茶茶漬けです。