訪ねて

おはようございます。

私がこの世界(仏教界)に入って直ぐの頃から感じ、数年前から実際に行動を起こしていることがあります。いわゆる「寺の限界の打破」です。
何か悩みがあったり、苦しんでいたりした人が寺に来て修行したいと考えても「周囲の人が許さない現実、また本人が寺と聞いただけで拒否反応を起こす」のです。「寺=別世界・洗脳されるのでは」という強迫観念のような意識を多くの人が持っておられるということです。そんな中で友人の方や知人の方に心華寺を紹介くだされてもお出でいただけず、悩みを抱えて長年過ごしてしまうという悲しい現実があります。
ブログの上段に「心の華ってなんだろう」と書いています。私の活動は心華寺に来たら「心華寺の信徒になれ(愛宕寺も同様)」などという活動はしていません。いわゆる「病院感覚」の活動です。「出入り自由の寺」。「癒しの空間が寺という概念」、実際そのように活動しています。
「訪ねてください、知らせてください、協力ください」。
NPOの設立を考えたのも上記のような思いからです。寺という冠を捨て、心に悩みや苦しみを抱えている人がいたら素直に来て欲しいと正直思っています。「孤立無業、162万人」という記事を見てからさらに「病院感覚の必要性を感じています」。
NPOの設立に少し時間を要しますので、何もせずじっと坐して待つということができずに、「就学支援・就業支援・人生支援塾「心の華」」を立ち上げる準備をしています。
不登校やひきこもり、就学したいけどできない、人生に不安がある等々の悩みをお持ちの方々に少しでも支援、サポートできればという考えです。
就学支援は「国語・数学・英語」を基本として進め「個のペースで」やっていきます。就学支援は「文理を基本に、一般事務、マネジメント、工学、化学等」を基本として、人生支援は「心学等」を基本として進めていく考えです。
底辺に「修己治人(しゆうきちじん)の学(己を修め人を治める学)」を据え、どのような立場にあったとしても自分を見失わない、置かれた所で使命を感じられる人間性を養い、「ポストにベストを尽くす心の涵養」をしていただきたいと願ってカリキュラムを作り実行していく準備をしています。
皆様へのお願いは、周りに苦しんでおられる方がありましたら「入塾を勧めていただきたい」ということです。私は寺という力の限界を感じています。皆様の中にも「何とかしなければいけない」と感じている方は大勢おられることと思います。どうぞその気持ちを一歩進めていただきご協力をお願いします。「悩み=病」とお考えいただき、ご紹介ください。不登校=ダメ人間、ひきももり=意志が弱い、出社拒否=怠け者、鬱=気弱ととらず、病ととらえ、まったく次元の違った、薬に頼らないカリキュラムでの快復のための空間スペースです。
寺とはまったく違った空間を作り、少しでも、仁・愛・慈悲の心を実践致したく念じています。個々人が輝く人生を過ごして欲しいと願っています。私は落ちこぼれでしたが「道という普遍の世界に救われました」、そして今日があります。この事実を体感しています。僧侶という世界に身を置いていますが、それが必要ないと感じたとき、この世界から脱し一人間として仁・愛・慈悲の世界にのみで活動していく覚悟をしております。現在は僧という立場からではありますが、何か格別な世界だとは捉えていただかず、病院の先生だとお考えいただき応援いただければと願っています。
昨日KさんNさんに私の「学業支援・就業支援・人生支援塾「心の華」」設立の話をお聞きいただきご協力をお願いしました。皆様にも様々な視点角度からのご支援アイデアを宜しくお願いします。
明日は24日、下関・愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」午前10時からです。ご一緒にご自身と皆様の幸福と開運を祈りましょう。祈ることで心身が清められ大難が小難、小難が無難になります。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。