一心が大切

おはようございます。

M&Uスクール受講生の皆さん一泊二日お疲れ様でした。今日から再スタートお元気でご精進ください。来月のご参加をお待ちしております。
心華寺主催で「日本一の会」と称し毎年富士登山をして今年で25回目、その富士山が「世界遺産」に、おめでとうございます。世界遺産となった年に富士山に登る、素晴らしい記念になります。来月21、22の一泊二日で登ります、ふるってご参加ください。そして日本一、世界一の人生を目指しましょう。
41才のとき「日本一を目指し日本一の山に登ろう」という思いで始めました。夢を持てば苦しいときも、きついこともあります、しかし休んでも止めなければ必ず達成出来ることを体感して欲しいと願い始めました。現在は誠澄の先達で登っています、どうぞご一緒ください。
「何故一心が大切なのか」。
先日、80才になられた三浦雄一郎さんがエベレスト登頂に成功しました。心からお祝い申しあげます。後日談に「経験に頼らず初心の心で登ったったから成功できた云々」という話でした。
成功者の言葉は凄いですね、私たちはどうしても過去の経験や体験で物を考えてしまうことが多いのではないでしょうか。自然界は今現在の状況から新たに栄養を吸収しなければ成長がないことを見せてくれているにもかかわらず、私たちは過去にとらわれ、新しい現実から学べず、新たなチャレンジができない自分が居る、だから新しい工夫も創造もできす、いつまでもグチグチしている、まったく愚かなことです。
真実の「温故知新」を知らない故の過ちです。過去から学ぶことの大事は「来し方の成否から学ぶことで未来を構築する」のです。これが温故知新。
目標を立てることは大事。目標を立てたとき、「一から始める、初心に返る」という考えが殊に大事、それでこそ経験体験が生きる。今日から6月の最終週の始まりで〆の週です殊更大事に結果を求め、過ごしましょう。
目標の大事は皆さんは百も承知でしょう、具体的な意思を確かにすれば意志を強くし確かな対策が立てられる、故に力を発揮できます。そのための「一から」です。
菜根譚(さいこんたん)前集50条に「多心は禍(わざわい)のもと、小事は幸福のもと」としてこんな言葉があります。
「福(さいわい)は事少なきより福(さいわい)なるはなく、禍(わざわい)は心多(こころおお)きより禍(わざわい)なるはなし、唯(ただ)、事に苦しむ者のみ、方(はじ)めて事少(ことすく)なきの福為(さいわいた)るを知り、唯(ただ)、心を平(たい)らかにする者のみ、始めて心多きの禍為(わざわいた)るを知る。」
意は「人生の幸福は、事件が少ないことより幸福なことはなく、また、災難は気持ちが多いことにより災難なことはない。
 ただ、平生事件が多いことに苦労している人だけが、やっと、無事平穏なことが幸福であると知り、また、ただ気持ちを平静にするように心がけている人にして、はじめて気持ちの多いことが災難であると知る。」
いかがです、洪自誠(こうじせい)の言葉、目指すものがないから、あれやこれやと気持ちを多くするのだと言っているのです。一心清浄、名誉や地位や財を求めたとしても気が散り迷い多くするだけを知るべきです。人からの称賛を待って己の夢と思うような愚かで儚いことを知りましょう。
己の目指すことは社会の為、人の為、周囲のためという一つの思いを持って歩めば、迷うのではなく、工夫を重ねる喜びとなるのです。
気が散り、迷うのは、一心になるものを持たない故に自ら招く不幸。菜根譚の「多心は禍(わざわい)のもと、小事は幸福のもと」という言葉をじっくりと味わってください。今日は愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」午前10時からです。この「小事で」私は幸福を沢山味わっています。今の時間小雨が落ちています、気をつけておまいりください、お待ちしております。皆様の今日一日が素晴らしい一日となりますことをお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
ご本尊様と美しい小さなバラの花が皆様をお迎えします。もちろん私も心からお待ち致しております。