実行すること

おはようございます。

「にんげん学」神戸初講座ご出席の皆さんありがとうございます。沢山の方々のご参加で正直ホッと胸を撫で下ろしました(人数にこだわっている、まだまだ未熟ですね)。来月からも是非ご出席くださいお待ちしております。共に学びましょう、「学びは精進です。努力ではありません」、努力は期限を切って行うもの、精進とは「生涯続けるもの」、生涯をかけてやることがあるほど充実する人生で楽しいことはないのです。
来月7月は22日(月)です。お友達や大切な方にお声かけをしていただきご一緒にご参加ください、来月再会できますことを楽しみにしています。
お世話くださいましたOさんNさん、そしてお迎えをいただき名所を案内いただきましたIさんありがとうございます。来月からもよろしくお願いいたします。
「生きていることは実行すること」。
論語、学而(がくじ)第1は論語20巻の冒頭で孔子が訴えたい最初の語「まねぶ・まねる」、学ぶことは「実行することだ」という話し。私はこの語で社会での第一歩を勇気を持って歩み出すことができました。
「子曰く、学びて時(とき)に之(これ)を習う、亦(ま)た説(よろこ)ばしからず乎(や)。朋有(ともあ)り遠方より来たる、亦た楽しからず乎。人知(ひとし)らずして慍(いか)らず。亦た君子ならず乎。」。
意は「「之」と思って学んだことは毎日繰り返し復習せよと教えているのです。なぜかといいますと、復習し続けたらわからなかったところが分かるようになる、わからなかった所がわかるのは楽しいものだ。そうすると友人・朋となる人が遠くからでも訪ねて来てくれるようになるのだ、友人と学んだところを語り合えばさらに楽しく磨きもかかるのが凄いのだ。そんな楽しみや喜びを知ると、周りの人に認められないときがあっても、くさらないのさ。それが本当の人間なんだ」。
どうです、楽しくなるでしょう。孔子は、学ぶことは「何かをすることだとは考えなかった」のです(限られた狭い目標のためではなく、人間性を養うことと考えた)。孔子にとって学ぶこと自体が楽しくて仕方がなかったのです。だから、行動となり、その行動も仁愛の精神に叶った行動となりますから、共に歩む人が次第に増え、更に楽しくなっていったのです。楽しいから行動にも積極性が出て、行動すればこそ又人生は楽しくもなるのです。
失敗しても良いのです。そこから又新たな学ぶ楽しみができるのですから。何度も何度も習う、復習するという楽しい人生を歩みましょう。
陽貨(ようか)第17に「子曰く、性相近(せいあいちか)き也(なり)。習い相遠(あいとお)き也。」という語もあります。意は「孔子言う、人間の天性(これは恐らく気質をも含めて言ったものであろう)は、甲の人と乙の人との間に大差のあるものではなく、大体似たり寄ったりのものである。ただその後の習慣によって甲の人と乙の人との間に大きな距離の差が作られて行くのである。」
これは、習慣は第二の天性なりと言われるほど人の性行を左右するものだぞ、との教えです。この通りですよ、皆さん。
時に素読し、意味することをじっくりと味わってください。来月もお会いできますことを楽しみにしています。今日も皆様の一日が充実した一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
神戸講座と懇親会での様子、昨日は一日珍しいものをいただきました。懇親会後の食事は「かまど屋」のお弁当、意外に美味しい。いろいろ味わってみるものですね、はい。会場も神戸らしい雰囲気でした。





勉強会前にIさんの案内で阪神淡路大震災を忘れず、復興をなそうとしておられるさまざまな場所にご案内いただきました。
地震が起きたときに倒れ、その時間に止まったままの女神の像、

命の灯火

美智子皇后の歌碑。
笑み交わし
やがて 涙のわきいづる
復興なりし
街を行きつつ

復興のモニュメント