人間の質

おはようございます。

毎日ありがたいことに出会います。そして人様の愛情の深さに感動しております。人とはなんと素晴らしい心を持っているのでしょう。いろいろな場面で実感しています。昨日も書きましたが「みんな先生」。
私たちには何か事を起こしたとき優劣が必ずあります、しかしこの優劣を感じさせないのが「徳」であり「人柄」ではないでしょうか。徳の高い人を拝見していますと、優劣を感じず、楽しい希望がわきお手本にしたい思いを持ってしまいます。
「人間の質」。
「人間の質は徳で決まる」、「呻吟語(しんぎんご)」で呂新吾(りよしんご)はこのように言っています。呻吟語は、中国の古典籍の一つ。著者は明代(みんだい)の哲学者・呂坤(りよこん)。呂坤が30年に及ぶ長年に亘って良心の呻(うめ)きから得た所の修己治人(しゆうこちじん・己を修めて人を治める)の箴言(しんげん)を書き記し、収録した自己啓発の書です。
呻吟語に「人間の質は徳で決まる」ということが書いてあります。「上士(じようし)は道徳を重んず。中士(ちゆうし)は功名を重んず。下士(かし)は辞章(じしよう)を重んず。斗筲(としよう)の人は富貴を重んず。」。
意は「人格者であるほど、道徳を重んじる。中位の者は、功名を重んじる。身分の低い者は、読み書きを重んじる。卑(いや)しい者は、金銭を重んじる」。
人間何を大事に心に思い暮らし仕事に携わり生きるかということです。大事にしているものによって心の在り方、言葉、行動となるからです。言行は心に何を大切にしているかによって表れるぞ、と呂新吾は言います。
こんなことも言っています、「人格者は名声など望まない」と。名声とは難しい定義ですが、人よりも上に立ちたいという気持ちも名声を求めることでありましょう。名声を大切にするよりもやはり徳を高め、修己(己を修める)を大切にしたいですね。素晴らしい人が身近にいても、妬ましいと考えるようでは寂しい人生と思いませんか、皆さん。
己の徳を高めて行けば名声を求めずとも、人は慕い集まって来ます。人様が自分をどのように思ってくれているのだろうかと気にすることも分からないわけではありませんが、そんなことよりもやはりコツコツと自分を高め磨くことが大事です。
唯心所現(ゆいしんしよげん)、目の前の世界は自分の心が現れているということです。身近な皆様に沢山の愛情をいただきふと思うことでした。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。  
数年前に植えた「ニチニチソウ」が咲きました、しばらく楽しませてくれます。おまいりの際は足元に気をつけてみてください。花は小さくても引きつけますね。私たちも小さな花を咲かせたいですね。