童話の世界

おはようございます。

東京から一宮まで帰り、Gさんのところでお預かりいただいていた愛車に乗り昨夕返りました。滋賀県に入りますとどしゃぶり、途中で小雨になったところでパーキングに車を止め、水墨画のような景色を撮しました。
写真を撮るようになってから晴れでも曇りでも雨でも空を見るようになり、空の様子が千変万化する姿に魅入られているようです。先日の「レオ・レオニ」の絵にも魅せられてしまったようです。自分のためにこれからあのような絵を描いて見たいと、学ぶことはどこにでもあり、誰からでも学べるのだと何か楽しくなっています。
「童話の世界」。
先日の東京講座でレオ・レオニの「じぶんだけの いろ。副題いろいろ さがした カメレオンの はなし」というお話の絵本を買って帰り皆さんに読み聞かせをしました。なぜそうしたのかといいますと、まさに「にんげん学」の教えだったからです。どんなお話しかを書いてみます。訳は谷川俊太郎です。
おうむは みどり
きんぎょは あかい
ぞうは はいいろ
ぶたは ももいろ
どうぶつには それぞれ じぶんの いろがある
カメレオンだけは べつ。
いく さきざきで いろが かわる。
レモンの うえでは きいろ。
ヒースの しげみでは むらさき(ヒースは、しゃくなげ科の小灌木で、紫色の花をつける。)
そうして とらの うえでは とらそっくりの しまもよう。
あるひ とらの しっぽのうえに すわって、いっぴきの カメレオンが ひとりごとをいった。
「もし ずうっと はっぱのうえで くらしたら いつまでも みどりいろ、ぼくもじぶんの いろを もてるって わけだ」
よろこびいさんで かれは いちばん みどりのはっぱに よじのぼった。
けれど あきが くると、 はっぱは きいろにかわったーカメレオンも。
あきが ふかまると はっぱは あかくなり、カメレオンも あかく なった。
そうして ふゆのかぜが はっぱをえだから ふきちらし、カメレオンもふきとばされた。
ながい ふゆの よる カメレオンは まっくろ。
けれど はるが くると、かれは みどりのくさの なかへ あゆみでた。
そこで もういっぴきの カメレオンにであった。
かれは かなしい みのうえばなしを した。
「ぼくらは どうしてもじぶんの いろを もてないんだろうか?」
「ざんねんながらね、」としうえの かしこいカメレオンは いった。
「でも、ぼくら いっしょに いて みないか? いく さきざきで やっぱりいろは かわるだろう、だけど きみと ぼくは いつも おんなじ。」
そこで にひきは いっしょに くらした。
いっしょに みどりに なり
むらさきになり
あかに しろに みずたまもように なった とさ。めでたし めでたし。
どうぞ皆さん、素直にこのお話から何かを感じ受け止めてください。私はウロウロしている自分の愚かさを感じ、とても素直になれました。朋の在ること、同志が在ること、一緒に暮らしてくれる人が在ることに感謝をしています。
今日は第二日曜ですので心華寺「水子供養祭」午前10時からです。あなたしか知らない存在に手を合わせましょう。今日の一日が素晴らしい一日でありますよう。 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
新幹線の車中から雲と青空と田んぼの様子が何ともいえず。

帰り車を止めて雨が小降りになった時水墨画のように感じたので。