小人

おはようございます。

昨夕は年一度北九州で病院を開業していますU先生との会食でした。特別な話しをするわけではないのですが、もう10年来毎年一度の楽しい会食が続いています。
長くお付き合いを続ける心がけの一つに私はやはり「和」を中心に据えています。和とは「仲良くすることではなく、価値を認めること」です。人として、社会人として、職業人として等々。「その人の存在そのものを認める」ということです。これが孔子の言う「君子は和して同ぜず」の精神だと思っています。そして「君子の交わりは淡き水の如し」ですかね。甘いことを求めない、利を追わないのが秘訣かも知れません。
「小人」。
先日の選挙以来野党の醜さが話題に上っています。私から見れば事が上手く行かなくなって争うというのは、最初から「同志ではなかった」ということです。人間の資質を見る時、人柄が顕著に現れるのは「困窮に遭ったとき、困難に直面したとき」です。
良いときに仲良くするのは「小人は同して和ぜず」の世界ですから、あっちの水が甘いと思えばあっちに。こっちの水が甘いと思えばこっちに。という人間なのです。ですから人を見る場合、言動を見ていれば、大凡の人間、資質、人柄は見えてきます。
今日の政治家は「小人」と断じきっていいのかもしれません。そこで大事なのは私たちが「修己治人の学」を修めることを生涯とすれば、愚かなリーダーを上にいただかないということになり得るのです。
「健全な与党は健全な野党がなければあり得ない」のです。論語、憲問第14、45条に「子路(しろ)、君子を問う。子曰く、己れを脩(おさ)めて以て敬す。曰わく、斯(か)くの如きのみか。曰わく、己れを脩めて以て人を安んず。曰わく、斯(か)くの如きのみか。曰わく、己れを脩めて以て百姓(ひやくせい)を安んず。己れを脩めて以て百姓(ひやくせい)を安んずは、堯(ぎよう)・舜(しゆん)も其れ猶(な)お諸(こ)れを病めり。」。弟子がリーダーとはどのような人をいうのでしょうかと質問したのです。
意は「弟子の子路が、君子とはいかなるものでしょうか、と質問した。これに対して孔子は、君子は自己を修養して徳を積み、それによって、人に接し事に当たる際、つつしみの心を以てするものである、と答えた。
周囲のためだけの人物ですか、と重ねて質問しました。
そこで孔子は、自己の修養に励み、万民を安らかにする人だ。これは、聖王と讃えられた堯や舜様でさえ、ご苦労なされたことだ、と答えられた。」。
これは、まず自分が充実していれば、周囲との関係もよくなり、ひいては人間社会全体もよくなると教えるのです。要するに、何をおいても、まずは「自分をキチンとする」のが最優先ということです。
自己を修めない故に、金銭中心、欲望中心、権力中心となり、人を云々することにばかり終始し、それを見ている人が「誰がやっても同じ」という愚かな発言をする人を増やし、国を滅亡に陥れてしまうのです。誰がやっても同じではありません。
自分を失っているから、他者中心となっていることに目覚めるべきです。自分を愛し、自分を信じ歩むために「修己治人の学」を修めるべきです。そうすることで愚かな指導者、小人の指導者を上にいただくような愚かなことをなくすのです。己を修めることが家を治め国を治めるのです。
昨夕まで心華寺で開講されました「M&Uスクール」受講生の皆さんお疲れ様でした。一つ学んだ事を実践ください。新たな展開がもたらされます。今日も確かに己を修めましょう、一日が楽しくなります。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
北九州で評判の「ボン・ファム」さんの店内

U先生とマスター

一品目「活鱧のガスパッチョ 生ウニ仕立て

夏野菜とシーフードのモザイクテリーヌ(自家製サーモンの燻製、ホタテと海老)

若松黒アワビのステーキ プロバンスの野菜とともに

活オマール海老のロティ 松茸添え

マンゴーのグランテ

和牛フィレ肉

デザート、新田原の桃のスムージー

佐藤錦クレームブリュレ

先生ごちそうさまでした。