繰り返す

おはようございます。

このくらい暑ければ逆に気持ちがよいくらいにお勤めのとき汗が噴き出します。寒暖(苦難)があったとしても日々繰り返し勤めることがあることは幸せです。温故知新に感謝し、法の在ったことにこれまた幸せを実感し「アイデアが湧く」幸せも感じています。道を歩めば必ず「人を幸せにします」。このように説いてあることが幸せでもあり喜びでもあるのです。歩む者も、歩むことによって周囲の人も共に幸せになるのです。須く法はそのように説いています。
法、教えの道を歩めなくなる、進むことができなくなる原因はやはり「人欲」が考えられます。ひたすら道の示す道を歩もうとする気持ちが「外の誘惑に惹かれ(評価、金銭、名誉、立場、置かれたポジション等々)」て停止してしまうのです。今夜は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」です。大阪地区の皆さん会場でお会いしましょう。
「繰り返すパワー」。
老子は進みたいのであれば「繰り返せ」「元に戻れ」「反れ」と教えます。進化を確信して繰り返す修練こそが道であると。私たちは外の世界に惹かれ、あれもこれもと新しいことを知ろう知ろうとして逆に迷ってしまうのです。そんなことをせずに「バックしろ」と老子はいうのです。
しかし現実には退くことは勇気の要ることです、だからこそ「心学」が重要となるのです。退く勇気がないために、進んで大けがをする人、傷つき傷つけた人は限りがないのです。真の勇気は心を修めてこそ出来るからです。
遠くへ飛ぼう、高くジャンプをしようと思えば、「後に下がって勢いをつけて走り、身を低くして飛ぶ」のが自然であり道理です。知っただけで学んだことが身についておらず、自然体の行動になっていないため、真に前に進むことができていないのです。外のことを知る前に「己を知らなければ」いけません。己が確かでない故に進むことが出来ないのです。
外に心が奪われるということは「心が停止している状態」なのです。ところが道理を信じ繰り返し、繰り返し行う者は自然と進んで行くのです。今目の前のことを「いま、ここで習い学ぶ、その思いの行動こそが進んでいる」のです。
ところが、この習う、学ぶという意識の動きが停止している人は、「出来るという過信」でありますから、失敗を招くことを多くしてしまうのです。そして又悪いスパイラル、「新しいことを学ばねば」という「心の停止状態を作ってしまう」のです。
繰り返し学び、元に戻り学ぶ、このことが「知新であり大きな生長と進化をもたらす」のです。「繰り返す勇気こそが真のパワーを生む」のです。
明日お昼から「少年・少女・親子塾」を開催します。「孝経・論語」の素読・音読で繰り返す妙を体感してもらい、知を超えた魂の悦びを感じてもらう二泊三日です。短い日程ですが、合宿で規律ある生活体験を通じ、チームでの共同生活の大切さを体感していただきます。
社会はチームで行動、そして協力協調の社会。青少年時に体験しておくことが長じてから人間的パワーとなります。参加の皆さん気をつけて入山ください。参加の希望をお持ちの方は、これからでも是非お申し込み下さい。今日も一からやり直しの一日を楽しく過ごしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。      合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
先月7月7日「大般若転読会法要」当日チャリティにて南三陸町興大使「外立としえ」さんに「心に華を咲かそう会」本部並びに中部地区そして心華寺から義援金をお贈りしました。先日南三陸町町長様からお礼状が届きました。
ご支援いただきました皆様ありがとうございます。今後とも「東日本大震災復興支援」よろしくお願いいたします。