リーダー

おはようございます。

「にんげん学」神戸講座ご出席の皆さんありがとうございます。あっという間に3回目を終えました。一ヶ月に一度ですから余計早く感じます。大事に学んでまいりましょう。来月もお会いできますよう。
小倉の「老子」も「論語」も共に云えることですが、「心学」の音読は魂の奥底に響きますね、それだけで何か清々しく、そして静かな闘志、やる気が出てくるのが嬉しいことです。迷うことなく、例え迷ったとしても己を見失うことがありません。
「リーダー」。
昨日学びました学而第1、5条「子曰く、千乗(せんじょう)の国を道びくには、事を敬(つつし)みて信、用を節して人を愛し、民を使うに時以(もっ)てせよ。」
この条は経営者の心得、心がけを教えました。また誰しもリーダーを志すべきだということを孔子は教えています。でなければ社会の不平や不満が聞こえて来ず、聞く耳も持たず、己の不平だけ感じるような人間で在ってはならないことをも戒めているのです。世のため人の為に高い志を持つべき事も。
意は「孔子言う、諸侯(しょこう)の国を治めるには、心がけるべき三つの重要な事項(じこう)がある。第一に、治める人が万事を慎重にとり行い、それによって人民に対して信義(しんぎ)(うそいつわりのないこと)を示して行くことである。第二に、すべての経費を出来るだけ節約して余裕を生じ、以(もつ)て人民を愛していくことである。第三に、賦役(ふえき)を起こして人民を使うに当たっては、農耕その他にさしつかえのない、適当な時期を選ぶことである。」。
仁道は己れを修めることに始まります。そして、ついには人を治めることに進まなければなりません。この章では治国(ちこく)(会社経営)の要道について述べています。これまた仁道の一説明であり。なお、この章に述べられる心構えは、今日の為政者や経営者、私たち一般の人間に対してもぜひ望ましいところだと考えています。
道びくという場合に、特に道という字を用いたのは、道筋に従って導くことが治国の要道にあったからです。会社は全社員方向を同じくしていますが、個々人やっていることは別です、人それぞれ筋道の違った事をやっているため、個々それぞれに導くことだというのです。
用を節すとは、為政者の私用はもちろん、国費、社費についても節約することで、今日でも国費、税金の無駄遣い等々が言われています。借金をすれば節約を考える前に国債を発行するという策しか思い浮かばないようでは?。
人を使うには現場の仕事をよく理解し、勝手な都合で使ってはならず、状況を見ずに使うことで人心が離れたり、事故が生じてしまうことを戒めたのです。会社などで上司と部下が上手く行かない一つに、計画性もなく確かな期日を言わないにもかかわらず、指導もせず上手く行くことばかりを願って叱り飛ばし勝手に急がせるような仕事をさせている会社です。
どのような人間、社会人、リーダーとなることが大切かを日常の中で学ばなければ、上に立つことは立ったが、あっという間に倒産、破滅というのではお話になりません。心学の大切さはここにもあるのです。心は何とでもなると考えていてはいけませんよ皆さん。自分の心が一番コントロールし難いのですから。
自分の勝手な振る舞いが多くの人を不幸にすることを考えれば「生き方を正す」ことは如何に重要なのかが理解できるはずです。一日に一つ良いことを身につけ、欠点を一つ除きましょう。それにはやはり「生き方のお手本としての心学が必需です」。今日もテーマを考えて楽しく一日をお過ごし下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。      合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
神戸「ぶら和尚」で兵庫県立美術館で「マリー・アントワネット」展を見て来ました。凄い一生でした是非皆さんもご覧になって下さい。マリー・アントワネットの生涯にも驚きましたが、美術館の屋根の上にある「美カエル」にはもっと衝撃。


坊主バーで、皆さん神戸講座修了後開かれる坊主バーへおこしください。