友の作り方

おはようございます。

台風のせいかもしれませんが蒸し暑く厳しい残暑です。今朝は少し強い雨が降っています。昨日からの連休、「敬老の日」が明日ですのでお祝いにお出かけになられる方もおありでしょう。気をつけてお出かけください。
皆さんは休日前や、ちょっとした何かあったときお友達と会って話したり、般若湯を酌み交わしたりするときがあるのではないでしょうか。善い友を持ちたいですね、そして善い友だと感じてもらえればありがたいですね。そのためにも「人としてどう在るべきか」は大切です。
親しい人やお世話になった方とのお別れがありますと、やはりこれでよかったのかと、反省しきりです。
「友の作り方」。
友だちができても長く続かない、友だちができないといった悩みを持っている方はおられるのではないでしょうか。また仕事上でもお客様が増えない、できないといった悩みも。それは「オールオアナッシング」でお付き合いしているのかも知れません。「すべてか無か、妥協をゆるさない、中間的なものがない」のでは、それでは相手が窮屈になってしまいますし、自分も狭い道を歩むことになります。
論語、子罕(しかん)第9、25条「子曰く、忠信(ちゆうしん)を主(しゆ)とせよ。己(おのれ)に如(し)かざる者を友とする毋(な)かれ。過(あやま)てば則(すなわ)ち改(あらた)むるに憚(はばか)ること勿(な)かれ。」。
何度もこの条は引用し書かせていただいています。人様とのお付き合いは、すべてか無かだけでもいけませんし、妥協だけでもこれ又流されてしまい、よくありません。意は「内から出た真心である(忠)と、嘘をつかない(信)を、生き方の中心にし、自分より劣った者を友人としないように。平素交わる相手は、近くの者でも、下の人であっても、自分の非を正し過ちを諫めてくれる、学徳すぐれた人を選ぶがよい。このようにしても、なお一時の過ちがないとは限らないが、その場合には面子にかかわって非を押し通すことをせず、犯した過ちを改めるに躊躇(ちゆうちよ)してはならない。」。
「自分に及ばない者を友とするな」というのは、孔子にしては厳しい言葉です。相互に比べたとき、自分より上の人を友だちにしなさい、というわけですが、相手から見れば自分の方が劣っているのですから、これでは友だちにはなれません。
教えを額面通りに受け取りますとそうなりますが、実は、一人の人間を様々な観点から見ていきますと、「すべてが勝っている」、「すべてが劣っている」ということはあり得ないのです。部分部分で、「この人の方が上だ」と思うことができたら、そこで友だちになればいいのです。
ただ実際には、そのように考えられない人が大勢いるのです。世の中には、自分より出来ない人を周りに集めてしまう人と、自分よりできる人を集める人に分かれるようです。さて皆さんはどのような在り方をしましょうか?。善い友、善き社員を得るには先ず己の在り方が肝心ということですね。
私は「自分より優秀な人との交わり願っています」?。そのためにも学び、忠信を主とし、過てば改むるに憚(はばか)ること勿(な)かれを生き様にすることを心がけています。今日も過ちを犯したら素直に改める一日としましょう。台風の被害が出ないことを祈っています。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。      合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。