勇気

おはようございます。

「にんげん学」京都講座ご出席のみなさんありがとうございます。毎回出席、欠席双方の方があります。私は毎日朝晩空を仰ぎます。夜はお月様を拝み、朝はお天道様を拝みます。お月様は満ち欠けの姿を見せて下さり、お天道様は高低や遠近を感じます。違う中で真っ直ぐ歩むことが肝要ですね。
自然は変わりながら変わらない恩恵を与えて下さいます。私たちもこの自然の誠意を人の道として見習わなければいけません。昨日の「老子44章」は物と身体(生命)、名誉と身体(生命)どちらが大事かという話でした。
「勇気」。
先週の大阪講座でも同じ話でした。生きるためには物も、名誉も大切です。しかし名を求め、財をむさぼる世間の欲望に負ければ身の破滅を招くぞとの老子の戒めです。
知とは人様のお役に立つためにあるものがいつしか「賞賛されることに喜びを感じてしまう、上に立つことに喜びを感じてしまい」、お役に立つという使命を忘れ、慢心とむさぼる心が当たり前になってしまい、気がついたときには奈落の底、ということでは笑うに笑えないのです。
知=勇です。知るとは明智であれ、と老子は27章で教えました。自然にふるまえと。親から授けられたこの身体、先人の知恵によって磨かれてきた知識と技術、これらを明らかにすれば、自惚れもむさぼる心も起きる事などないのです。
なぜならば、明らかに知り行動することが真の勇気だからです。先人の知恵でお役に立てたのですから、自分一人の力でないと自覚をすることの勇気が大切だと老子は言い、喜びを分かち合う、ことが肝要だともいうのです。
勝ち負けや、上下にこだわり、負ければ、下になれば人生を投げ出すような勇気のない人間性を作るようではいけないぞ、とも老子は言うのでしょう。柔軟で柔弱な水に学ぶ、無欲こそが人様に永遠に役立つ大欲だぞとも。
役立つことで歩み出したことが財を得、名誉を得、賞賛されることを願い、非難されることを嫌うその害毒に犯されるようなことのないよう、己を戒める勇気も必要です。欲に止まり、名誉に止まれば、自然に逆らう行き方を選択するのです。自然は変化し万物を育むという使命を果たしています。私たちもこの自然の一部であることを忘れてはなりません。永遠に役立つことを考え行動すべきなのです。
世間は楽しいことがいっぱい、講座修了後の懇親会もその代表の一つ、般若湯も料理も、しかし「おまけである」ことを忘れたとき溺れてしまうのです。仕事の後の「まあ一杯」が身の破滅にもなりかねません、それらも人生という命より物と地位を大事にしている行為なのです。人生「身の程を知り」本末転倒しないよう行動規範を確かにして楽しく一日を過ごしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。      合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
「洋食・ぼんじゅーる」さん、ごちそうさまでした。美味しく頂戴しました。一品目「黒和牛のゆば巻」

二品目「和牛のトマト煮」

三品目「パスタとキノコのクリームソース」

四品目「一口ビフカツ、辛子マヨネーズ」