やる気

おはようございます。

大型台風が気になります、被害が出ないことを祈っております。
誰でも「やる気」はあるのではないでしょうか、私は不出来な少年時代を過ごしたせいか(今でも?不出来です)、やる気だけはあったようです。しかし当たり前のことですが、現実は「やる気」だけでは如何ともし難く事は成就しないことに嫌と言うほど気づかされました。しかし事の成就はやはり「やる気が肝要」だということも知りました。そこでその「やる気をどこでどのように発揮するかが重要となる」ということも感じたのです。
「やる気」。
それにはやはり先ず「身の丈を知る、身の程を知ることから始める」ことだと気づきました。己を知ることが明智であると孔子老子もいうところです。己を知らずしては何事も始まらないのです。その上で昨日も書きましたがどのような人間、どのような人生を目指すかが大事かということが見えてきます。
自分が力を発揮できる己を知り、居場所を探すことから始めました。その一つが「競争しない」ことです。人様を見るのは「自分の現在の位置、実力を計るため」のみ見ることにしました。そして「自分の実力を養う」ことをお山で専心としました。「意識が変われば、行動が変わる、行動が変われば結果が変わる」という意味も体得しました。
力の発揮できない世界でいくら力を出したいと願っても無理な話、道理にない話しです。朱子の著した「近思録(きんしろく)」に「胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す」という言葉があります。
意は「肝っ玉は大きく、心は小さく、大胆かつ細心であれ」ということです。この二つの要素は、一見、矛盾しているように思われるかもしれません、ですが、両面を身につけていないと、仕事をやり遂げることもできないし、事業を成功させることもできないのです。
どなたの人生にも、どのような仕事にも困難がつきものです。かりに順調に進んでいても、いつなんどき困難や試練に見舞われるかわかりません。そんなとき必要とされるのが、どんな困難にもめげない不屈の精神力、旺盛な敢闘精神です。それが「大胆」ということです。
しかし、いかに「大胆」でも、向こう見ずでは困ります。それではかえって自滅を早めるのがオチかもしれません。「大胆」でありながら、同時にそこに、綿密な調査分析、慎重な配慮の裏付けがなければなりません、それが繊細な心、心は小ならんことをです。この二つの条件を身につけていれば、何をやっても、成功の確率は高くなるのではないでしょうか。
やる気を真のやる気とするためにも身の程を知る、身の丈を知るべきです。己を見失うのはやる気の旺盛さで競争心をかき立てられ心を外に奪われ、己の心を曇らせ、己を見失ってしまう大きな要因であることを知るためにも心学を修め、己を修め、己の本心を確かにすることが肝要でありましょう。
それができるようになりますと「現在の境地を楽しみ、現実の憂いを忘れ、やる気を失わない」人間性を作るのです。今日から一泊二日で京都・大阪・九州・一宮の「にんげん学」講座出席者有志の課外講座です。今日も現実の出来事から多くの事を学び明日への糧としましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。      合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。