いのち

おはようございます。

大型台風でまたまた各地で大きな被害と犠牲となられた方が大勢出ました。とても悲しいことです、お見舞いと心よりご冥福をお祈り致します。
昨日は各地からお集まりいただき私を含め12名の方とお出会いしました。昨日の大型台風による犠牲、そして先日から身近な人との別れをして何か坊主としての気づきが遅き感は否めませんが、「命とは出会い」ではなかろうかとしみじみと感じています。
毎日、毎月お顔を合わせる方、数ヶ月経ってお会いする方、初めてお会いする方と、言葉を交わす方、出会いの形はさまざまですが、利休居士が言われた一期一会の意味が少しながら理解出来てきたようです、やはり人間は哀しみを超えなければ気づけないのかもしれません。
「いのち」。
出会いと別れを繰り返すのが人生のようです。命はその日のうちに消えていくようにも感じるように思えてなりません。だからこそ一日の出会いを疎かにしてはならないのだとも、余り深く考えずとも、出会いや会話で一喜一憂される方は多いはずです。
人生の一期は出会いであると喝破した利休居士、一期の出会いに全てをかけるということは、人を信じるということにほかならないのではないでしょうか。ふりかえり、明日を思い悩むのではなく、ひたすら信じるのが一期一会、思いわずらうのは信じていないからであり、そのような思いでは何事の道も全うできないのではないでしょうか。
孔子は「朝に道を聞けば、夕に死すとも可なり」と、全身全霊を持って人の命を受け止めて出会いをすれば、出会いの幸せで、生死、未来など思いわずらうこともないのかもしれません。
ふと先日来今までの出会いの中、人との関わりを思い、命の尊さ、いのちとはなんだろうと考え、「人を受け止め、認め、信じることなのではないか」と考えました。明晩は「にんげん学」東京講座、皆さんの輝ける命を精一杯感謝して受け止めたいと出かけます。今日お出会いするお方とも精一杯の出会いをします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。      合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。