不完全

おはようございます。

「にんげん学」大阪講座ご出席の皆さんありがとうございます。随分と朝晩冷たくなっていますのでお大事にお過ごし下さい、来月は今年最後の講座、元気にお会いしましょう。
昨日学びました老子45章「大成は欠くるがごとく」の語、私のような愚か者には正直安心し、勇気をもらえる言葉、ありがたいことです。
「不完全」。
先日も書きましたが、私は「情動」の人間だと自分のことを思っています。自分の心に素直に在りたいということです。何も無秩序にルールに従わないのではなく、自分の心、気持ちに正直に向かい合い、歩むということです。
身近な事でいえば、出来ないことはできないと正直になり、出来るようになろうとすることです。ですから昨日の老子の言葉は私にはとても魅力であり、勇気をもらえるのです。
完全な物はどこ欠けているように見える、というのですから、要するに立派な人間は完全だなどとは思っていないということです。ですから口で立派なことを言うような人間は人間としては余り立派だとは言えず、まあ、嫌われることを自分からやっているようなものですね。
逆に素晴らしい人間は、謙虚ででしゃばらず、己のことなどは誇りもせず、偉そうなことも言わないのです。
物事がそこにあったからこそ知る事もできるのであり、そのことに気づけば何も威張ることでも何でもないのです。ですから自分の感情に素直にあれば、何事も知る喜びに変わるのだと私は実感するのです。
そして愚直に在り、何事も知ろう、体得しようと日々鈍くさくやっていけばいいのだと昨日の老子の言葉を学び改めて勇気をもらったようです。皆さんご一緒に学んでいただきありがとうございます。明晩は「にんげん学」一宮講座「論語を読む」です。中部地区の皆さん会場で楽しみにお待ちしております。
今日も鈍くさくやっていきましょう。競争は疲れますよ、良い一日でありますように。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
伊丹・寶樹庵さんの豆大福と、栗ようかん、Yさんほっぺたが落ちました。

Kさん、毎月皆さんのためにありがとうございます。ごちそうさまでした。