おはようございます。

「にんげん学」京都講座ご出席の皆さんありがとうございます。「大成は欠くるが如し」、何事も出来ているのは足りていないように見える、老子のこの逆説的表現にはいつもうならされます。人間もできている人はどっしりとしていて愚の如く見え、何か物足りなさを感じる、齷齪(あくせく)していない故にそう見えてしまう。そこに行きますと私何ぞはいつもバタバタとせわしなく己を責め、人を責める、悲しくもあり恥ずかしいことです。
来月12月9日は本年最終講座です万障繰り合わせて「終わりよければすべてよし」とするために一年の総括の学びを致しましょう。
私のような凡人は背伸びばかりして、出来ている、わかっているとばかりに言葉を発し、自ら人格を否定しているような振る舞いをしている、老子から見れば笑ってしまうことでしょう。言葉も行動も慎みを忘れてはいけませんね〜、大いに心して反省します。
「訥」。
孔子も言は訥(とつ)なるを善しとす、と。傍から見ますと愚図でのろまのように見える人を侮ってはいけません、そのような人はわかりにくいのです。行動が敏速であったり、言葉が明快であったりしますと、何かとてつもなく仕事が出来そうに見えてしまうものですが、このような人は往々にして期待はずれな人も多いのです。
本当に物事がわかっている人は相手を見て話しますので、一人自分が分かっているようなことを話すのではなく、相手をどう導いて行けばよいのかと、言葉を探し、思考を廻らせていますので、「大弁は訥なるがごとし」と老子がいったように、言葉がたどたどしく聞こえてしまうのではないでしょうか。
私たちは能弁も方にも、訥弁の方に対しても、いずれにしても心から誠意を持って聞くべきだと老子の教えを知り感じます。であれば相手を見誤る事が少なくなるのではないでしょうか。いずれにしても能弁が是で、訥弁が非という二極にとらわれ、固定観念になることはよろしくありません。柔軟性を体感、体得するための「心学」です。確かな柔軟性を持ちたいものです。
昨日から木枯らしを感じさせる風が頬をなでています。お風邪など引きませんよう笑顔は何物に対しましても予防薬です。お互いに元気と笑顔を交わし合う一日としましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
昨夜の「洋食ぼんじゅーる」さんの懇親会でのメニューです。昨夜も美味しくいただきました。マスターごちそうさまでした、来月もよろしくお願いします。
一品目「カキの天ぷら、岩塩添え」。

二品目「カキの白菜のスープ仕立て」。

三品目「ずわい蟹のクリームコロッケ」

四品目「ミニ・ローストビーフ」。