逆説

おはようございます。

幾つ何十才になっても気づき目覚めねばならないことが沢山あります。自分の思いに一生懸命になれば自分でもどうしたらよいのかさえ分からなくなる時があり、この年になってと笑われるかも知れません。突然叫び出したくもなります。故に人生の指針が大切なことを知らされています。
恕(じよ)、愛、思いやりを説いていながら、それが出来ていないジレンマ、今まで何をやっていたのだろうと祈る中で思わずご本尊様にすがっています。茫然自失、ケント・M・キースが「逆説の十ヶ条」を書いているのを思い出しましたので紹介します。
「逆説の十ヶ条」。
1、人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい。
2、何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。 それでもなお、良いことをしなさい。
3、成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。 それでもなお、成功しなさい。
4、今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
5、正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。 それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。
6、最大の考えをもった最も大きな男女は、 最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。それでもなお、大きな考えをもちなさい。
7、人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。
8、何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。それでもなお、築きあげなさい。
9、人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。それでもなお、人を助けなさい。
10、世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
「人は不合理で、分からず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい」第一条の言葉です。この十ヶ条は19才でケントは書いたのです。
偉大な人間は凄いものです。私は凡人の中の凡人ですが、胸が張り裂けそうになっても慈悲、愛、恕という言葉を指針として大切に生きなければと・・・・。
思い悩みながらも「徳は孤ならず。必ず鄰あり」論語、里仁第4、25条を読み勇気を奮い立たせています。この言葉は「思い悩み、苦しんでいても、それでも自暴自棄にならずに人間として日々向上している人、それが徳のある人だ、そういう人は孤独にならない、必ず人が慕いきたるものだ」というのです。私の心に痛いほどこの言葉は迫り刺さってきます。
人生の指針は本当に大切だということがしみじみと最近になって新たに感じています。指針を楽しみとできるようになりたいものです。今さらながら何を言っているかと恥ずかしくもありますが、今日も己を修め、自分の狭い了見で苦しむことをせず、良いことをして楽しい一日としましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。