信用

おはようございます。

日々の生活の中で日課があり、新しい出会いもあります。新しい出会いを生かすためには日課、一日の基本、ベースがなければ良い刺激を受けても栄養とは出来ません、工夫も発想もできないでしょう。故に変化も進化も出来ないということです。ベースがなければ翻弄されるばかり、心が千々に乱されるばかりとなります。変化、進化がなければ滅亡が待っているだけです。
基本となる日課はとても重要。その日課も己を磨き高めることにポイントをおく。何故大事なのかといいますと、己を修めるということは己の人生をマネジメントすることであり、周囲の人をもマネジメントできるようになるからです。己を管理できないようでは何をやったとしても身につかず、信頼を得ることなどあり得ないのです。
「信用」。
人生において先ず自分の身を修めることが大切です。「人の道とは、すなわち約束を守ること」。「信用がおける」ということは「約束や契約を反故にしないということ」です。師に「仏様に誓ったことは破るな」と教え導かれました。誓いは「自ら立てたもの」です。人に言われたから誓うのではありません、志も同じです。自ら立てた誓いを破らないことが、「人として道を歩むことだと諭されました」。
以来私は自分で誓ったことは「やり通し」ています。師が私に「最誠」という法名を授けて下さいましたのも「誓ったことを破るな、誠実に歩め」という師のお気持ちだと受け止めています。
誠実に日課を過ごしていれば必ず「お前を頼りにしてくれる人が現れる、役に立つ場を与えられる」という言葉もちょうだいしました。誠実に人様と対すれば必ずや全国から人様が来てくださることを信じ修練を怠らず勤めたのです。
皆さん方のお仕事の世界でも同じではないでしょうか、「利益は誠実な商売によって生み出され、名声は信用のおける商売によってもたらされる」のです。ビジネスの世界では、最も希少なものが最も価値が高いといわれます。希少価値が最も高いものは何でしょうか。それこそ「信用がおける」ということではないでしょうか。誠実とは自分がされて嫌なことを相手にしないことでもあります。
礼記(らいき)に「打算的な考えを持たず、相手の立場に立って、真心を込めて接する」ことが誠実だとあります。
今日は伊丹のYさんのお手伝いをいただき23日に厳修します「心華みのり大祭・採燈大護摩法要」で用います「檜葉(ひば)(檜の葉)」を信者さんのお山でお分けていただきます。各法要にご奉仕くださいます皆様方は誠実な方々ばかり、必ず大法要には万障繰り合わせてお手伝い下さいます。
大切に育てた檜の枝を打ち、分けてくださる。このような誠実な方が現れたのも、誰もおまいりにお出でにならなかったとき日課としてのお勤めを怠らずに勤めてきた故の今日だと教え導きに感謝するのです。
Yさん今日はありがとうございます。誠意の布施の心には必ずや天地神仏の加護がもたらされます。そして23日の護摩法要のご本尊様であります。大聖不動明王がきっとご守護くださいます。
皆様方も是非23当日は「一年の実りに感謝する祈りのお護摩」におまいりください。感謝の行動は来春の大いなる芽吹きを誘うご利益が約束されます。御仏は祈る者には絶対に約束を破りません。今日も誠実に一日を過ごしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。