三つの戒め

おはようございます。

11月最終週は雨のスタート、強い風も吹き、今朝も台風を感じるような風が未だ吹いています。雨を慈雨にするか否かはどう一週間を過ごすかですね、やはり、さてどう過ごしますか皆さんは、私は以下です。
人生幾つになっても修行とはよく言ったものと最近頓に思っています。今夜は「にんげん学」小倉講座「老子を読む」。老子のタオ、人欲に執われず自然、素朴に生きる在り方に憧れます(むずかしいですが憧れます。この思いを大切に行動し修練し、いつかはできると)。
孔子は三つの戒めを守って心身の健康を守ったと言います。老子的生き方、自分に素直で素朴でありながら道を過たずに歩む、自分をコントロールすることは非常に難しいことを胆に銘じています。
孔子の説いた秩序、仁の道、その道に沿って歩むことで、己を正しコントロールすることを身につけることで、人格を形成していく、であれば老子的生き方、自然体で歩めるようになるであろうと努めています。
孔子は「七十にして矩(のり)を踰(こ)えず」と言っているのがそれです。孔子でさえ70年もかかったのです(孔子の謙虚さは言うまでもないでしょう)。老子の道と孔子の道を合わせて歩むことができればと願っています。
昨日も書きました。心身の健康があってこそ繁栄の道。身体も心も不健康であっては正しいことも正しくは心に映らず、善言も善言に聞こえてはきません。
「三つの戒め」。
「若い時分は、血気が不安定で、情に動かされやすく理性による感情の制御が難しい。したがって男女関係については、とくに自戒しなければならない。壮年の人は、血気も強くなり、したがって自己の主張が確立し、自我も強くなる。他者に負けまいとするので、争いが激化する。だからこの時期の人は競争欲に注意しなければならない。老年になってくると、安逸、権勢、名誉欲ばかりが多くなる。老齢期においては、この種の過大な欲望に注意しなければならない」論語、季氏篇。
この三戒が教えているのは、自分の人間性を磨き、まっとうな人間になるための道理であると同時に、精神の健康の秘訣でもあります。孔子は、この「三戒」に基づいて歩んだことで、心身共に健康であったのです。そしてどの年令に於いても活躍の場を得た。
私に孔子が教えているのは自覚をもってその時、その時に於いて己の人格修養に努めよということだと受け止めています。今夜も皆さんと「老子」を読み修養に努めます。会場でお待ちしております。人間は仕事で人生を過つ人はいません、人間性で過つのです、いわゆるジコチュウになり人様への配慮が足りなくなるのです、心しましょう。だからこそ幾つ何才になっても修養が肝心なのです。
明晩は「にんげん学」神戸講座、神戸地区の皆さん本年の最終講座。万障繰り合わせてご出席下さい。一日が無ければ二日目はない、一日一生と考えお運び下さい。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。