捨身

 
おはようございます。

今朝はこの冬一番の寒さのようです、皆さん体調管理をしっかりして今日は一枚多めに着て防寒をしっかりしてください。
私が比叡山から下山し、34才から「懺悔練行(さんげれんぎよう)」として、心華寺〜醍醐三宝院の往復33キロの行を始めたのは、私が10年間比叡山無動寺谷での回峯行が本です。比叡山に回峯行という行があり、これは相応和尚(そうおうかしよう)が法華経「常不軽菩薩品(じようふぎようぼさつほん)」によって大菩提心を起こし始めたのが始まりと言われています。
常不軽菩薩は「すべての人の仏性を信じ、あなたは必ず仏になる、と云って人を拝み続けたという菩薩」です。その願いを胸に毎晩相応和尚は、勤めが終わってから根本中堂に詣り、6,7年間も毎日欠かさず参拝し花を献じたのです。それが比叡山の荒行の代表である回峯行の長い伝統と成ったのです。
その思いを私は比叡山を下山して34才のときから心華寺で40才まで行い、現在弟子・誠澄へと伝えています。相応和尚はことある事に断食をし不眠不休で祈願をなされました。私もそれに習い40才まで毎年末「断食・断水・不眠・不臥」を行じ皆様の安泰を祈願。現在誠澄が行じています。ありがたいことです。
4日ぶりに心華寺に帰り、誠澄の顔を拝んだところ、顔はやつれているものの、行者特有の爽やかな顔つき、信じ行じる人間の顔とはまさしく、まさしくこうであろうと我が弟子ですが、自分が行じた体感上感動しています。12月1日の満行まで皆様の為専心に行じてほしいと願わずにはおられません。
「捨身」。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という言葉があります。私たちの心、意識は何かを通すことで具現化されます、投影されるということです。行はすべからく己を捨ててなり切ることだと私は捉えています。その行動から真実の己との出会いがあり、事に対したとき不退転の己を作ることとなるのです。功となる成らないではなく、全うする人生と化すのです。
昨日は信者のKさんが丹精込めて「がん・中風・ぼけ・認知症」封じ「大根焚き」のために作って下された「丸大根」を有志の皆さんのお手伝いをいただき穫り入れをしていただきました。ご奉仕も捨身の行です。Kさんご奉仕の皆さんありがとうございます。
奉仕という世界を通し心を投影くださる、教えを忠実に実行、教えを己とされる皆さん方の心に感謝します。今日も丸大根を切っていただくため沢山の方々がご奉仕にお出でくださいます。皆さんありがとうございます。美味しい「大根焚き」が出来上がります。
行者・誠澄の捨身の「一週間、断食・断水・不眠・不臥」による「がん・中風・ぼけ・認知症」封じ祈願。皆様方の捨身のご奉仕でできる「大根焚き」を食せば諸病退散のご利益は確かなものです。私たちは心身が健康であって初めて幸せとなります。12月1日は是非おまいりの上、心身健康のご利益をお受け下さい。神を信じることは「精神を浄化し養うこと」であり、「生命を養うこと」です当日は是非お詣り下さい。今日も奉仕の精神で素直に一日を過ごしましょう。


世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。