下問

おはようございます。

「にんげん学」東京、最終講座ご出席の皆さんありがとうございます。お大事にお過ごしの上良い年をお迎え下さい。新年1月講座は10日です。新年に元気な笑顔でお会いできることを楽しみに帰ります。
「下問を」。
「下問を恥じず」「論語」公冶長篇(こうやちようへん)にある語で孔子の学ぶ姿勢。年若い人にも学んだという言葉です。聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥。知らない事を知ることのできる喜びの言葉でもあります。
NPOこころのはな」を皆さんのお力で立ち上げさせていただき頓に思うことは「学ぶ重要性」です。学びは孔子が言っていますように一つは、実践の中で身につくということです。このようなことを言っています。
「私は若い頃、生きていくのがやっとの生活であった。だから、どんな仕事でもしてきて多能となったのだ」「論語」子罕篇と述べています。つまり、孔子は、いろいろな仕事につき、多くの経験をする中で知識を獲得し身につけていったわけです。
二つめは、学問をする中で身についていくということです。学ぶことを続け、いつでもそれが活用できるように復習すること、学んで厭きるということがないくらい学び続ける中で、知識は身についてきます。
三つめは、質問する中で身についていくということです。「知っていることは知っているとし、知らないことは正直に知らない」「論語」為政篇とし、他人への質問を通じて知識を獲得していくわけです。
孔子は、よく質問をしていたようです。「自分を含めて三人で行動するときでも、必ず自分にとって師となる人がいる。善い人であれば、その善いところを選んでまねよう。悪い人であれば、そうならないようにと反省する」「論語」述而篇
の如く、孔子は年令にかかわらずいろいろな人から学んだということです。年令を重ねた今、私も学ぶことの重要性をひしひしと感じ、共に学んで下さる皆様に感謝しています。今日の出会いから何を学べるのかが楽しみです。学び多い良き一日としましょう。
明日は第二日曜ですので心華寺「水子供養祭」本年最後の供養祭です、あなたしか知らない存在の水子様におまいりご焼香ください午前10時からです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
昨日の富士は雄大でした。