困しみ

おはようございます。

時折自分の心の狭さを感じ自己嫌悪に陥ります。「礼記」に「学びて然(しか)る後に足らざるを知り、教えて然る後に困(くる)しむを知る」という語があります。
「学びて然(しか)る後に足らざるを知り」は、学ぶことによって自分に不足しているものがわかってくる。だから、学ぶことには終局がないということです。
「教えて然る後に困しむを知る」は、ふつう、人から学ぶよりも、人に教えるほうが二倍も三倍もの労力を必要とするということです。また人に対してまちがったことを教えるわけにはいきませんので、時間をかけて勉強もし、準備もします。それで十分だということはありえません。たえず自分の未熟さを思い知らされる羽目に陥ってしまいます。
「困しみ」。
また、教えたはいいが、自分が出来ているかと言いますとこれまた恥ずかし限り、そこで自己嫌悪となるのです。礼記に言う「困しみ」に他なりません。だからこそ又この困しみをバネにして、いっそう勉強しなければ、励まなければと自分を叱咤しています。
礼記は「足らざるを知る」ことも「困しみを知る」ことも、自分を向上させる動機にせよと教えているのだと捉えています。今日も足らずを知り、困しみを知り、向上心につなげていきます。新しい週での出会いが皆様にとって素晴らしい向上心のきっかけとなることを願っています。
昨日も「NPOこころのはな」のアドバイスのために「にんげん学」神戸講座へご出席のK先生がわざわざ往復4時間もかけてお出かけ下さいました。教えていただき、教えていただく喜びを感じています。K先生ありがとうございます。
今夜は「にんげん学」京都講座、京都地区の皆さん会場でお会いしましょう。ご一緒に学びましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
愛媛・八幡浜の一生園さんの日本一美味しいミカンを使って誠澄がミカンご飯を炊きました。ミカンが最高の味ですのでご飯も最高でした。