不争の徳

おはようございます。

名古屋M社の皆さん9月から4回にわたりお話をさせていただきありがとうございます。「論語のマネジメント」、皆様が宣誓、発表しましたことを着実に会社の中で実施ください。「仁・恕」「修己治人(しゅうきちじん・己を修めてこそ人を治められる)」こそ人生・仕事のマネジメントの要です。
口幅ったいことを申しますが社員の皆様全員が切磋琢磨し合い、お互いのことを思いやればこそお客様、世間様を思いやれる素晴らしい人間、親、上司、企業人となり、それでこそ社会貢献の出来る会社として社会に必要とされます。
これから先も「働くことで(傍を楽させること)」この世は成り立っていくことを確かにして理想を目指し多くの企業様のお手本となることを目指して下さい。私も素晴らしい皆様に講義をさせていただいた一人間として精進してまいります。学ぶことに終局はありません。
「不争の徳」。
老子は「不争の徳」を説いています。「老子」に「善く人を用うる者はこれが下(しも)となる」という語があります。これは「人使いの名人は相手の下手に出る」ということです。また「すぐれた指揮官は武力を乱用しない。戦巧者は感情にかられて行動しない。勝つことの名人は力づくの対決に走らない」と言っています。
これを「老子」は「不争の徳」と。力を誇示したり乱用したりしない。どんな相手にも謙虚な態度で接する。だから逆にリーダーとして人に立てられてしまうということです。
言ってみれば人の才能、能力を生かして行くということです。人は「己を知る人のためにこそ力を発揮し働きたい」のです。これは当然のことでしょう。
才能のある人は皆さんに憧れの的となりますが、おれが、おれがと大きな顔をしてちっとも謙虚でないような人間は、最初はもてはやされたとしても、結果的に排斥されてしまうのです。
かりに力で屈服させたり、地位で服従させることができたとしても、面従腹背の人を周囲に多く作るだけであり、けっして心服されず、破滅の元を大きくするだけで自惚れは大いに危険であり、力や地位の呪縛が解ければ、たちまち離反の憂き目に遭い、結果破滅を招くのです。
心学を学び心の機微を学びましょう。仕事が出来ても、謙譲の徳、不争の徳がなければ元も子もなくしてしまいす。今日も確かな関係を保ち人様を大切にしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
一昨日週参りをされていますHさんご夫妻がステーキのお肉と、すき焼きのお肉を私の断食前にスタミナをつけてほしいとお持ち下さいました、ありがたいですね、誠澄が美味しいお肉を美味しく焼いてくれました、Hさんいただきました。ごちそうさまでした。