正しい生活

おはようございます。

今日でお正月休みが終わりという方が多いのではないでしょうか、一昨日は東京有楽町駅近くの遊技場の火事で新幹線が止まって大変でした。今日はゆっくり過ごし明日の初出勤に備えてください。事に当たる前に一拍おく、一呼吸間をおくことも大事。張り切りすぎると周囲が見えなくなり要注意。
どんな世界、誰にでも言えること呼吸の大事。呼吸は心と一体。私たちの日々の祈りは呼吸法。いわゆる呼吸を乱されない、乱さない、自分を見失わない。
要するに、どうすることもできない縁に惑わされない修練をしている。相手の動きはある程度読めたとしても、その通りになるかどうかは現実にならなければわからない。どのような場面に遭遇しても慌てない、うろたえないため普段から修練。
修練とは、これをやらなければといような、日常の生活からかけ離れてわざわざ時間を取ってでなければできないようであっては長続きしない、私のような凡人には不可能に近い。人生を豊にするため「八正道」八つの正しい道という教えがある。
その中の一つ「正命(しようみよう、正しい生活）」がある。八つの道とは八つ行わなければ豊かな人生とできないというのではなく、一つが他の七つに関わり、八つの中の一つを日々修練すること（因みに八正道とは：修行の基本となる8種の実践徳目。1、正見（しょうけん）正しい見解、人生観、世界観。2、正思（しょうし）正しい思惟（しい）、意欲。3、正語（しょうご） 正しいことば。4、正業（しょうごう） 正しい行い、責任負担、主体的行為。5、正命（しょうみょう） 正しい生活。6、正精進（しょうしょうじん） 正しい努力、修養。7、正念（しょうねん） 正しい気遣い、思慮。8、正定（しょうじょう） 正しい精神統一、集注、禅定（ぜんじょう）。）。
凡人は一つでも至難であるから八つしなければ等と考えたおりには聞いただけで頭を抱え投げ出す（私のこと）。
「正しい生活」。
正命とは「正しい生活」のこと。正しい生活とは「道に叶った、道に沿った生活」ですから簡単でやりやすい。決めた時間に起き、決めたことをやる、聖典を読誦する等々。
決めたことをするということは、決められたことをするのではありません、自分で決めたことをするのですから、やって当然。強制ではありません。修養は強制されてやるものではない。強制からは苦痛しか生まれず、進化もせず、返って嫌気が生じ、人を怨み、正しい道を誤って見るようになり逆効果。人生はすべからく「主体性が無くてはならない」。
生活の中、日々の暮らしの中だからこそ今日の私を確立。時間を作り、時間を割かなければできないようであったなら何もできず、身にも着けられなかった。
読経することで真理の言葉を体得、呼吸法も身につき、どのような縁に遭遇したとしても、一瞬の迷いはあったとしても大きな迷いとならなかった、大きく道をそらすこともなかった。
孔子も論語、陽貨第１７、２条で「子曰く、性は相近し。習うこと相遠し。」意は「人間は生まれつきでは大差ない、その後の学習によって差がつくんだ。だから、教育は大切だ」。人と違いが出るとすれば毎日の繰り返しで人生では大きく変わるのです。
朱子は「学びの楽しみは、大自然の働きと一体となることに他ならない」と言っている、日々の生活でどのようなことに遭遇したとしても「学ぶに変えてしまう」ことにあり、自分より優れた人、優秀な人に出会って己を乱しているようでは進化は出来ず、豊な人生など到底覚束ない。
縁を肥やしにしてこそ、私という樹木は大きく育つ。日々正しい生活をする中で己を確かにしましょう。正しい生活をすればこそ日々の出来事から栄養とできるのです。
今日一日静かに呼吸を調え己を見つめ直してはいかがですか。己の意地の底辺は奈辺に在りやですね。

世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 　合掌
　私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
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