ピンチがチャンス

おはようございます。

「にんげん学」大阪講座ご出席の皆さんありがとうございます。立春の昨日数日の暖かさがウソのように寒さが戻るという予報、午前に河内長野市のH社さんの初午稲荷祭りに出かけましたが、思ったほどの寒さでなく外でのお勤めでしたので助かりました。
毎年天地自然に会長、社長以下幹部社員の皆様が素直に感謝の祈りを捧げお客様のための安全祈願、そのような会社に何十年もお招きいただいていることが幸せです。繁栄の姿がその祈りにあります。
寒い時節には寒さが必要です。先日の法要や日々の祈りで「風雨順時」を祈ります。寒暖や風雨が時に順うことが一番、私たちの人生も同じでしょう。人欲は良いことばかりを望みますが、良いことばかりでは人間性にしまりがなくなり発想工夫もしなくなります。
順調に行かない時にうろたえることがないようにありたい、そのためには不足を言わず現実を受け入れ、大きな夢、大志を抱き謙虚に慎み深い人生を送ることだと考えます。
「ピンチがチャンス」。
昨日ご一緒に学んだところではありませんが、私が今一番心を統一するために読んでいる老子を紹介します。
人生の最大の苦難
それは最大の創造(しあわせ)のチャンスである
陰が大きいほど
陽も必ずおおきくなる
このような思いでどぉ〜んと構えたい。今日でもこのように考え歩むように心身を練り上げています。
大切なものを失った、苦しい人間関係に遭遇した。人生には一見そうした様々な予期せぬ災難と思われることがあります。しかし、負の現象が起こりますと、本質的に運気はプラス側に移行するのです。下がらなければ上がる道理がないのです。
道理では分かっているのですが、人としての感情がそれをなかなか認めることができない、これが凡人。だからプラスに転じられない。
大きな災難と感じられるものであればあるほど、間近に迫っている幸運の成就は大きいのだと「老子」は教えます。ですが、このように思うことも難しい、しかしこのように受けとめ、怠らず修養する人間性がやはり「大きな幸運を手にする」のです。
人生に何事も損はないと体感できている人は、「何かを失ったらワクワクするのでしょう。幸せが誰かによって奪われたら、天の祝福が近づいたことを悟る」と老子は教える。ウウウゥゥ〜ン難しいことですが教えを信じます、ピンチがチャンス。
大願を抱いた後に、人生の負の作用がやってきたら、大事なものを失ったからといって、すぐにまた他の物を手にしたり、夢を変えたりしないことだ。自身を誰かが深く傷つけたとしても、仕返ししたり、怒りの気持ちをいだいたりしないことだ。そうした行動によって、運気の胎動を自ら手放すことになるからだ。
老子は凄いですね〜、この通りですよ〜皆さん、理性に負けて自分の感情の赴くままに怒りを発してはいけません、人生日々修行であり、修練の連続、山あり谷あり、そこに希望を持ちましょう、自分を信じるならば。
老子はこんなことも、「もしも土に落ちた花の種子がそれを悲しみ、元の位置に戻ろうとしたならば、来るはずの創造(しあわせ)は達成されないで終わることになる。厳しい寒さの意味を悟って自らそれを受け入れようとする時、魂の本質は、その寒さの奥に悦びを感じるようにできている。未来への本当の希望はそこからわいてくる。天の世界では、損は益であり、益は損なのだ。物は或いはこれを損じて益し、或いはこれを益して損ず。」
「不増不減」「色即是空・空即是色」、老子は凄い、老子にはなれないが、老子的在り方はしたい。今私に最も必要な思考。
皆さん事上磨練、現実への対応が次の人生の大きなチャンスの扉を開きます。怠らず修練しましょう。今朝は厳しい寒さです大事にお過ごし下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
寶樹庵さんが「にんげん学」ご出席皆さんへと「うぐいす餅、豆大福、きんつば、生チョコ羊羹」、ごちそうさまです。そしてKさんの「サンドイッチ」、ごちそうさまです。


毎月第一日曜日午前10時、京都宇治・心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。24日午前10時、下関・愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。縁を幸いとし、福と為す開運護摩法要。お金が満載した船が入って来る金港辯財天。勝ち運が授かる愛宕寺。どうぞおまいりください。