素直

おはようございます。

愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」おまいりありがとうございます。昨日は「庚申祭(こうしんさい)」も一緒に奉修し信者の皆さんに「庚申牘、くくり猿を奉納いただきました」。本来は初庚申にお祭りをするのですが、愛宕寺では毎年2月24日の縁日に合わせて行っています。
古来より私たちの身体に「三尸(さんし)の虫が住む(頭部、腹部、脚部に住む)」とされています。その虫が60日毎の庚申の日に天帝に人の悪業を報告に登ると言われています。私たちは無意識のうちに悪業を重ねているものです。その自覚の本で「庚申さんへくくり猿を奉納し悪業へ走らないように又庚申牘に印を付け病魔退散を祈願」するのです。
悪業を重ねますと天帝は病を与えると言われているのです。科学が進んでいる現代ですが、病を防ぐ法は?です、故に祈るのです。祈れば謙虚になり用心できるのです。
「素直」。
傲慢、慢心が多くの罪障を作り心身共に病を引き起こします。私たちは正しいことをしなければいけないということは百も承知です。しかしなかなかこのことは、誰かが言ったように、「情に棹させば流される、知に働けば角が立つ」のごとく、なかなかに道理を道理として対人関係を結ぶことは難しいものがあるのです。
正しいことと分かっていても、力のある人が「白い物を黒と言いますと」、いかがですか、皆さんは「違います」とハッキリ物が言えますか、とかくこの世は住みにくいのです。そこに「心身症を引き起こす原因がある」。そこで道理に沿って正しい道を歩めるかといいますと、はなはだこれは?です。
弱い立場にあるときは、思わず「黒と答えるのが」普通です。この普通のことを大いに恥じて、二度とこのようなことを言わずとも良いようにと、弱い自分を自覚して「くくり猿」を奉納、「庚申牘」を奉納し、罪業を深めないように古人は祈ったのです。
皆さん、このような行為を弱い人間だと笑えますか、私は迷信だ、非科学的だと笑えません。冬になるとマスクをすれば菌を防げるように、お守りを奉納し、自覚して二度とこのような勇気のない振る舞いをせずとも良いように、このような悪縁がないようにと願ったのです。言わせた方は悪業に深いものがあります、深い故時を経て力衰えたとき病むのです。病まないようにしたいですね。
素直に歩むようにするには、恥じる心を持つことです。「大人の社会は、こんなもんだよ」と、うそぶかず、このような悪い虫が二度と入りこまないように、禍を避けることが出来るように、勇気をいただけるようにと祈ったのです。
今夜は、心のマスク「にんげん学」小倉講座「老子を読む」、すべからく問題を生むのは不正直から、善いことも悪い事も「類は友呼ぶ」のです。人の幸せを願う学び、共に歩む学びをご一緒しましょう。そして安泰の人生を自然に得る心のお守りを持ちましょう。会場でお待ちしております。今日も楽しい一日をお過ごしてください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。



沢山の「お猿さん奉納」ありがとうございます。「くくり猿お守り」も沢山お求めいただき感謝いたします。しっかりバリアーが張り巡らされ悪縁を防ぎ良縁が来たりますよ。そのためにも人様へは親切に接しましょう。

護摩の煙が残る中、奉納されました皆様に手ずからさげていただきました。



Oさんからの差し入れ。ふく刺し、煮物、山芋の短冊、アジの酢付け、冷や奴、ほうれん草のおひたし、ごちそうさまでした。

毎月第一日曜日午前10時、京都宇治・心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。24日午前10時、下関・愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。縁を幸いとし、福と為す開運護摩法要。お金が満載した船が入って来る金港辯財天。勝ち運が授かる愛宕寺。どうぞおまいりください。