天命

おはようございます。

私の思考基準の一つ、すべて「目の前の事は天命である」という観念、諦観としたいがあります。難しいことですが、努めています。そこから精一杯学ぶ。
易経(えききょう)」に「天を楽しみ、命を知る、故に憂(うれ)えず」とあり。「天」と「命」を合わせると「天命」。この場合「天」も「命」も、同じ意味です。
「命」は辞典に「天命なり。按ずるに古人は毎(つね)に、人道は天道に基づき、人の禍福、窮通(きゅうつう・貧窮と栄達)、夭寿(ようじゆ・若死にや長寿)は皆天の支配する所と謂(い)う」とあります。
古来から中国人は、人間社会のもろもろの現象は天の意志の見えない糸によって支配されていると考えてきた、それが「天命」であり、「命」なのです。だから「命」を自覚することによって、達観とか諦念が生まれ、さらに言えば悟りの境地に近づいていく、それで「故に憂えず」、へんにじたばたしないということになるのです。
最近の私のあり方をじっくりと反省し易経のこの言葉を思い起こしました。人間逆境に陥ったとき、もっともまずいのは、じたばたすることです。いわゆる悪あがき。たんに見苦しい醜態をさらすばかりでなく、これでいっそう事態を悪化させることが多いのです。「天を楽しみ、命を知る」者の強みは、こういうときに発揮されるのかもしれません、マスコミで悪い話題に上る人達の醜態を見るにつけ、胆に銘じて己を戒めています。
信長が光秀に本能寺で敗れたときの言「是非も無きかな」と言葉してジタバタせずに死についた覚悟、こうありたい。
明晩は「にんげん学」一宮講座「論語を読む」です。会場でお待ちしております。今日も素晴らしい一日でありますようお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
※毎月第一日曜日午前10時、京都宇治・心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。24日午前10時、下関・愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。縁を幸いとし、福と為す開運護摩法要。お金が満載した船が入って来る金港辯財天。勝ち運が授かる愛宕寺。どうぞおまいりください。
※家運安泰・家運隆昌の道 ご先祖様に感謝の行動・春のお彼岸供養をしましょう。
 「目」に見ることが出来ないご先祖様へ供養を怠りなく続けることで、心の世界で見ることの出来ない「安心・安泰」が得られ、夢と希望のあふれる家庭が築かれていきます。
 お彼岸とは中国にもインドにもない、日本独自の行事。古来より日本人は太陽への畏敬の念を持っています。お天道様との言葉もあるように、太陽を神としています。
 元旦に初日の出を拝むのもそうです。この「日」に「願い」を掛けることが 「日(ひ)願(がん)」これが「彼岸」に変わったとの説もあります。
 「彼岸」は「彼の岸に渡る」という意味で、彼の岸とは「仏の世界」…迷いのない安らかな世界。その世界で過ごせるように生活し努力する期間がお彼岸です。『今日彼岸 菩提の種を 蒔く日かな』菩提とは、菩薩の心です。「蒔かぬ種は生えぬ」のが道理。育てない花は咲かないのも道理です。
 お彼岸にあたって、仏の教えに耳を傾け、御先祖様への感謝を追善供養という形で実践致しましょう。幸せの種をまく一週間、種をまかなければ実がなり花が咲くことはありません。
 是非、ご先祖様のご回向をなさいますよう。またご家族皆様で愛宕寺、心華寺へご参拝下さいますようご案内申し上げます。
春季彼岸・先祖・水子・物故者追善供養法要(一霊回向料五百円。現金封筒にて戒名と共にお送りください)。
日 時 3月18日(火)下関・愛宕寺。午前10時
    3月21日(金・祝日)宇治・心華寺。午前10時
 お供養を用意してございます。ご家族でおまいりの上健康長寿が授かります昼食のお供養をお召し上がり下さい。        合掌