覚悟を

おはようございます。

毎年新入社員の皆様の研修が始まりますと思い出すことがあります。新しいことへのスタートが下手、苦手だったという思い、決められたことが一緒に時間内に出来なかったという苦い経験です。胃の中から苦いものが上がってくるように思い出します。勢い込んで新しい事へチャレンジするのですが、事ごとに失敗、つまずく、心臓は飛び出しそうで、心音は人に聞こえるのではと思うくらい。
そこで夢が半分以上萎む、何度体験したことか、一歩踏み出す前の頭の中はバラ色、いつも素晴らしいイメージなのです。そんな思いを思いだします、一生治らないのだと覚悟しています。同時にこんな思いができたお陰で人様にお話をさせてもらえるのかな、とも思っています。皆さんの苦手意識を払拭するためにも。
何もかもが決められた時間内に出来ない、そんな私が今は楽しい人生を送ることができるようになったのは「競争しないと覚悟したときから」です。「人様には勝てないと悟った、勝とうとしないと決めた」。
どうにもならないことにエネルギーを使うのであれば「自分で決めたことをやろう」と決心。だったら気負うこともなければ、失敗しても規格外なので、笑われることも無いだろうという自分だけの思い、価値観です。開き直りかも知れません。
要は自分を確かに高めていこうということです。競争して破れ自暴自棄になるようでは人生もったい事。そんなとき論語のこの条に出会い感動しました。
論語、公冶長(こうやちよう)第5、14条「子路、聞くこと有りて、未(いま)だ之を行うこと能(あた)わざれば、唯聞(ただき)く有らんことを恐る。」。
意は「子路孔子から教えを聞けば、必ずそれを実行しようと志しておった。従って、一つを聞いて、まだその教えをよく実践していない内は、その上に新しい教えを聞くことを恐れるという風であった。」。
いかがです、子路は素晴らしいと私はこの条を読み、うなり感心しました。私たちは知れば出来ることだと思い違いをしてしまいがちです。子路は実践するために学んでいる、教えを乞うているのです。物知りになろうなどという考えではないのです。
私はこの条を読み感動しました。人間はこのように在るべきだと、それから一層コツコツ、一歩一歩歩んでいます。
師を頼りにしているのであれば、師の言葉、教えを大切に実践しなければいけないとこの条を読んで固く思ったのです。新人の皆さん、競争せず一つ一つ行えるように歩んで下さい。このように歩めば、いつしか猛スピードに加速されます。
それよりも何よりも、勉強や教えてもらったことで頭の中に未来を描くことは楽しいではありませんか、私の頭の中にはいつもいつも「心の華の園」があります。だから一歩一歩夢に向かってコツコツと楽しく歩んで来られたのです。頭の中は誰も邪魔するものがないからです。毎日勇気が湧くのです。今でもこんな子供じみた思いをして皆さんにお話をしています。
比叡山をお開きになられた伝教大師様は「道心の中に衣食有り」と明言しました。教えの道を楽しく歩めば自然に着る物、食べる物は後から追ってくる、ついてくると言うことです。私の主義の一つは教えに随って「物は買わない」、ついてくるのを信じているからです。
教えをもじって「童心の中に衣食有り」と楽しく考えています、善いでしょう、この思い?、そう頭の中の楽しい独り善がりです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
美しさの余り撮ってみました。

※毎月第一日曜日午前10時、京都宇治・心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。24日午前10時、下関・愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。縁を幸いとし、福と為す開運護摩法要。お金が満載した船が入って来る金港辯財天。勝ち運が授かる愛宕寺。どうぞおまいりください。
※毎月のご先祖様、水子様の回向供養も承っております。ご先祖様を大切にすることは「根を深く太くすること」です。だからこそ子孫という私たちの幹は健康に育ち、智慧、仕事と成る枝葉を繁らせることが出来ます。(回向供養料一霊5百円。法名、戒名と共に現金封筒でお送りください。心華寺:〒611-0025宇治市神明石塚66。?0774-44-5380。FAX0774-46-4495。愛宕寺:〒750-0014下関市岬之町14-13?.FAX083-222-7404。)。※永代供養はご相談ください。※知っている寺が無く法要にお困りの方どのようなことでもお気軽にご相談下さい、ご先祖様への月参り、お彼岸やお盆でのおまいり等々です。    
※いろいろな人生相談にも応じております。お一人で悩まず一度お電話を。  合掌