愚直に

おはようございます。

人間は何かにこだわり、とらわれを起こしますと夢や希望を持てなくなり、心身共に停止状態になります、これではよろしくありません。「宋名臣言行録(そうめいしんげんこうろく)」に、
「智はなお水のごとし、流れざるときは則(すなわ)ち腐(くさ)る」と。意は「水はたえず流れていないと腐ってしまい、飲み水としては使えなくなる。「智」もそれと同じように、たえず使っていないと、サビついて使いものにならなくなる。」
これは宋代の張永(ちようえい)という名臣が、部下に対して言って聞かせた言葉といいます。又彼はこうも言っています。
「大小の事、すべからく智を用うべし。凡百(ぼんぴやく)、智を用いずんば、大事の際に臨みて、いずくんぞ智の来るあらんや。」。
意は「ふだんから頭を使っていないと、いざというとき名案など浮かんで来ない。」。
私何ぞは、事が終わってから、ああすればよかった、こう言えばよかったと後悔することが多く、これを「愚者の後知恵」といいます。どんなに名案が浮かんだところで後知恵では仕方がないのです。それというのもふだんから頭を鍛えておかなかった報いなのです。
そのためには、どのような思いで行動しているかといいますと、韓非子に「巧詐(こうさ)は拙誠(せつせい)に如(し)かず」とあります。「巧詐」は、へたな考え方をめぐらして表面をとりつくろうようなやり方をいい、一見すばらしい策のように思われるかもしれないが、かえってまわりの反発を買ってしますのです。「拙誠(せつせい)」とは、つたなくても心のこもったやり方、愚直に取り組むことです。
考えること、知恵を巡らすことは大切な事です。頭を使うことの大事を私は「拙誠においています。」目の前の方にどのように尽くせば喜んでくださるであろうかを考えるのです。
どう考えましても他の人より私は頭は劣っています、言葉は一時は人の耳目をごまかし、糊塗できるかもしれませんが、実行できないものは、いずれ必ず馬脚をあらわすのが落ちだからです。
それよりも「拙誠」を以てじわりじわりと、己の出来ることで人に誠を尽くし対していくことを旨としています。今日の世相では拙誠はそぐわないように感じるかも知れませんが、言葉多くして己を貶めるよりは、黙々と誠を尽くせば人様の心を打つのではと心秘かに思い精進しています。
人間関係は誠が一番ではないでしょうか。泥臭いようですが、貫いていきたいと思っています。今日も泥臭く楽しく過ごします、皆さんもどうぞ。今日は心華寺「写経会」午後1時からです。写経は全身全霊を傾ける拙誠の代表、お待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
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