先に行う

おはようございます。

「にんげん学」神戸講座ご出席の皆さんありがとうございます。老子はジワッとやる気が湧きます。孔子の言葉はよ〜しやるぞ〜と直ぐ元気が出てくるのがおかしなものです。しかしどちらにも感動できることが心学の良さだと受けとめています。師匠が書いて下された「大道無門」が思い浮かびます。真理の世界に入るは無門。
学べば頑(かたく)なならずとは孔子の教え、頑固になり固定観念になってしまうのは学ばないからだと孔子は明言、死人と同じ。老子は道に従わないからだと明言。どちらにしても我はよろしくないというのです。来月も27日お会いできますことを楽しみにしております。
論語、為政(いせい)第2、13条「子貢(しこう)、君子(くんし)を問う。子曰く、先(ま)ず其(そ)の言(げん)を行(おこの)うて、而(しこ)うして後に之(これ)に従(したご)う。」
意は「子貢が君子の態度について質問した。これに対して孔子は、君子は実行を先にすべきものである。あることを口にしようと思えば、まず以てそれを行いにあらわし、その後いうべきはいうものである、と教えた。」
いかがですか、人間はこう在るべきではないでしょうか。話しばかりに長けて行動が無い、人間性が薄っぺらくなってしまう原因がこのあたりにあるのかも知れません。大言壮語は言うが行動はサッパリ、話していることが出来ているのだと錯覚をしているように思えてなりません、気をつけたいものです。
私はこの条を読んだとき安心したことを覚えています。口べたな私は救われた思いがしたからです。そして行動したとしても、それを一々言うことでもないということが又素晴らしいと思ったのです。
それが「之(これ)に従う」という言葉です。言葉が行いについて行くことでありますが、言葉の先に行いのあることを示すのが主眼で、行った事を後から必ず口にする意味ではありません。行った後にいうのは「自慢話で」鼻持ち成らず、嫌われるのがオチです。問われたら言えばいいことです、それが人間の美しさ、美学ではないでしょうか。いわゆる粋。
行うことを先にするようにすれば、思考力も深まり、人間性も養うこととなり、どっしりとした人間性と成ることを信じています。言葉だけの人間は軽薄な人間性を自ら作っているようなものですので行いを先にすることを大事にしましょう。行動せずに言葉だけを多くするのは自ら能力の無さを暴露しているようなものでもあります。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
ぶら和尚で「灘の酒蔵」めぐりをしました。菊正宗、白鶴、福寿の三つの蔵をめぐりました。勉強会がなければ試飲をあびるほどにいただけたのですが?残念。これだから酒飲みは卑しいと言われるのですね?!


釜の大きさにはビックリ




大きい樽ですね。毎日一合づつ飲んでも87年かかるそうです、今からでは少し遅いですね。


昨夜の懇親会は「インド料理」、インドのビールとワイン意外といけました。

ナンがなんと大きかったか、ごちそうさまでした。