人の価値

おはようございます。

その人の価値といいますか、人間性といいますか、濃く表れるのは「困難に出遭ったとき」ではないでしょうか、又「楽しいことに出あったとき」でもあります。
困難に出遭ったとき「不運だった」と考えても「不幸だと考えてはいけません」。また楽しいことに出あったとき、「程よく楽しむ」ことです。いわゆる「濫(みだれ)る、溺れる」となってはよろしくない。理性と感情はもちろん感情が強いわけで、そのことを知って自制心を働かすことが大事です。
どのような立場にあったとしても、どのような歩み方をしていたとしても必ず不運には遭いますし、楽しい事もあります。そのときに「どう在るべきか」を学ぶこと、自制心と為すことができるかを学ぶことが「心学」です。そして一番には感謝の祈りです。自分一人の力ではないという感謝です。
すなわち、不運に見舞われても、そこでうろたえず自分を律せるかどうか、楽しいことに出あったとき、濫(みだ)れず溺れない。それこそが人間の価値、人間性ではないでしょうか。これこそが「幸福度」を決める「カギ」です。
先日も書いていますが「耐える先に幸せがある」のです。苦難や楽しさを制御、自律できた先に幸福はある。自分が乗り越える悦びを体得しない限り少しの困難に遭ったとしても人間は学習しますから、こうすれば損をしない、こうすれば楽を得るという「狡(ずる)を覚えてしまう」のです。そうした発想になじんでしまいますとなかなかにそこから抜け出せなくなるのです。いわゆる逃げの人生しか送れなくなる、チャレンジするという楽しみ、乗り越えるという充実感を知らずに人生を送ることになるのです。
逆に乗り越える悦びを知りますと、どんな苦楽にあったとしても程よく楽しむことを身につけるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
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