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おはようございます。

「にんげん学」大阪講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。タオ、大道を歩めば安心の日々を過ごせます。老子はこのことを「母親に抱かれているように」と表現しております。この言葉を読んだだけで老子の世界に入りたいと思わずにはおられません。7月は1日です来月もご一緒ください。道は普遍だからこそ学べば繁栄と化すことを老子は説きます、そこに目覚めよと。
せっかく道を歩み幸せになれたにも関わらず使命感を忘れ与えられた地位に執着してしまって衰退が始まることを教えられました。生涯道に沿うことこそ人生だぞと老子は説くのです。それを私たちは在る地点に到達することが道理だと思い違いをしてしまっているのです。
老子51章は道を模範として歩めとして、道から徳、徳から物、物から器へと道の段階の姿が説かれています。先日も陰の話を書きました。道は陰の中の陰。これがタオパワーです。陽となれば滅びるのが道(形ある物は滅す)。故に万物は還元、回帰します。私たち人間の営みも同様で道を模範とせよと老子は導くのですが、人間はいつまでも「このままでいたい、掴んだ物を放したくない」と我欲に惑い回帰する、還元することを良しとせずに、滅び去るのです。タオ(道)はすべてのエネルギーの根源。手に持った物を手放さなければ次に物を持てないように、執着を離れ真理、道を私たちは学び歩むべきです。
51章です。「道がそれを生みだし、
道の偉大な徳がそれを養い、
万象の形がそこにあらわれ、
形あるものの位置づけがそこにできあがる。
だから万物はみな道を尊び、その偉大な徳を貴ぶのだ。
道の尊さとその徳の貴さは、誰がそうさせるわけでもなく、いつもおのずからそうである。
だから、こんな言葉がある。
道がそれを生みだし、
道の偉大な徳がそれを養い、
それを大きくし、それをはぐくみ育て、
それを安定させ、それを充実させ、
それを養い、それを庇護してゆく。
生みだしながら吾が所有とせず、
営みを行いながら誇ら顔をせず、
成長させながら支配者づらをしない。
これを玄妙な徳というのだ、と。」
いかがです。このような道に準じた大人、人間になりたいものです。何か形を作ったとしても、世の中の役立つ物を送り出したとしても自分の誇りとしない、自分の手柄としない、それは道があったからだ、道が物や形を生み出したというのです。それを私たちは道があることによって気づいただけなのだ、何も己の手柄とするのではない、道に感謝すればこそ次から次へと新たな世の中に役立つ、形や物を発見できるのだと教えるのです。
だから、得た物は放せ、捨てよ、無に帰せ、と何度も何度も繰り返して教える老子の親切な心に母親の心を感じさせます。
元に帰する、道に帰ることをしなければ打ち上げ花火のように、線香花火のように一瞬にして消え去るぞと警告するのが老子です。少しの手柄に有頂天になり、驕り高ぶり地に足が付かず転んでしまうのです。
手柄に少しも止まっていない、道に生きる、陰に生きる、玄妙な在り方がうらやましい、老子に憧れるところです。51章を何度も何度も小さな声で音読、素読しましょう。きっと魂がある瞬間悦びにうち震えるときがきます。
明日は「にんげん学」一宮講座「論語を読む」こちらは徳から物、物から形の具体的な話しです。楽しみに出かけます。明後日は「中部地区・心に華を咲かそう会」第12回チャリティゴルフコンペ。今からでもエントリーください、ご一緒に楽しく愛のゴルフをプレイしましょう。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
「ぶら和尚」で加古川にあります、鶴林寺(かくりんじ)へ行ってきました。
「かこバス」です、小さい花は、加古川市の花「つつじ」をデザインしたものです、可愛いですね、バスも。


地ビール黒田官兵衛と光夫妻が可愛かったので。


名物「カツ飯」と「穴子の押し寿司」ごちそうさまでした。


鶴林寺の仁王門と、四季咲きの萩と蓮、仏に会いました。



鶴林寺の「あいたた観音」さまに因んだ最中、Kさん差し入れのサンドイッチとAさん差し入れのスイカです。