強さ

おはようございます。

時々と言いますか、何度も書いていますが、私は少年時代は心身共に弱い子どもでした、弱いことを自分で認めることが出来なかったときは、人に対しては「強がる」のです。強がって何度も何度も自分を親を傷つけていました。
弱いから強さに憧れ、しかし弱いから強くなりたいと思って始めたことが続かず、また愚かな強さを出し傷つく、今考えれば何と愚かな時を過ごしていたのだろうかとも思います。しかし、強くなりたいと思っていたから今日が在るのだとも考えられるようになり、今では弱く生んでくれた両親に感謝できます。
「陰窮まれば陽となる」です。弱いことは周囲は百も承知なのですが、自分だけがその弱さを認められず、毎日、毎日悔しく悲しく、腹立たしく、生きていたのです。しかし外に向かって言えない、言えるのは母親にだけ、母親はいつも聞いてくれました・・・。
ヘレン・ケラーの映画に出会い、友と出会い、比叡山と出会い、師友と出会い、心華寺と出会い、心学と出会いました。そして皆さんとのお出会いをいただいた。ただ初めは強くなりたいと思うばかりの少年。
今は強さとは外に発することではないことを知り、楽な人生を送っています。威圧することが強さではないことも知りました。ある時までは自分が弱かったので、威圧を強さと勘違いしていたときもありました。
そのような強さからは誰しも逃げるのです。側にも寄りません、寄りたくもありません、イヤイヤ従うだけの人生などは願い下げです。
春風接人、春の暖かい風のような人柄を醸し出せるようでありたいと思っています。そのためにはやはり心学を修めることだと気づかされました。老子にこのように書いてある章があります。
「強い暴力が
この世を支配しているかに見えるけれど、
柔らかい水が、
固い岩を打ち砕(くだ)く。
タオの働きは、隙のない固いものに
滲(し)みこんでゆき、砕いてしまう。
水は何もせずに
ただ流れてゆくが、
大きな役をしている。
これだけが、私のよく知ることなのだー
タオ・エナジーの働きは、
ひとに気づかれないんだが、
比べようもなく
大きいものなのだ。」
側にいるだけで、歩いているだけで、話しているだけで、人の心に染みこむ、そんな在り方ができれば嬉しいですね。
静かに精進したいものです。与えられた場所で静かに無心にあるだけで私たちの存在は確かなのだと老子は諭してくれるのです。真実の勇気、それは誰に対しても優しく接し、ポストにベストの発揮できる勇気、です。
相手が大砲を持っているから、こちらもというような対処法ではない、和を大切にする道の素晴らしさです。今夜は「にんげん学」一宮講座「論語を読む」仁愛の世界です。会場でお待ちしております。今日も出会われた方々に仁愛の心で接し共に悦びを分かち合いましょう。
明日は「中部地区・心に華を咲かそう会」第12回チャリティゴルフコンペです。ご参加くださいます皆さん気をつけてお出かけください。雨が心配ですが、大きな目で見れば雨も必要です。どんな中でもチャリティ精神で楽しみます。しかし皆さんのことを考えますと、良い天気になって欲しいと祈ります。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。