一念

おはようごいざいます。

愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」おまいりお手伝いありがとうございます。愛宕寺、心華寺共に皆さんに支えられて在る寺、ありがとうございます。寺は個人の所有するものではなく、皆さんと共に在り皆さんに必要だからと考えているからです。その留守を預かる役目が私たち。ですから皆さんからお預かりしているともいえます。
そんな私の気持ちを理解支えてくださることに感謝いたします。昨日書かせていただきましたが、お陰の力です。来月もお陰と感謝の祈りを共にいたしましょう。
月例祭のお勤めは約3時間弱、長いと思いますか、それとも短いと考えますか、まあ、どちらともいえますが、お勤めは長短ではありませんが、やはり長いかなと思うくらいなさるべきです。集中力はある程度の時間を体験してこそ養えるからです。
相談に見える方が多くあります、私は必ず毎日祈ることを指導させていただきます。他力を生かすには自力が大切です。自力、他力のバランスで何事も良い方向に進みます。真言、お念仏は必ずといってよいほど「千回唱えましょう」と指導。そうしますと、「エッ、千回ですか?」とほとんどの方が驚きの声を発します。そして「千回も唱えなければいけないのですか」との声も。
人生の悩みの多くは「楽に」という気持ちがどこかにある故。本当は「万回」お唱えくださいと言いたいのですが?。
何に気づいてほしいから千回、万回というのかと申しますと「無心に事に当たる喜び楽しみに自身が目覚めて」ほしいからです。ここまで自分を昇華しますと自ずから安泰、繁栄の道を歩むのです。
目標や夢に向かったときどなたでもその目標や夢の実現を楽しみに最初の一歩を踏み出すはずです。ですから最初は勢い込み、実現することをのみ考えますが、そのうち必ず自分で立てた目標や夢への情熱を薄くしてしまい、いつか、いつかと気もそぞろになり、無心に当たれなくなるのです。
情熱を失わない自身を形成するために、千回、万回という話をさせていただくのです。有心(目標・夢)を持ち、それを忘れるくらいに無心になれれば何事も成功します。
このように私を教え導いて下されたのが師匠。爾来私は教えに素直に従い楽しい日々を送っています。迷い道に入り、抜け出せないのは、続けずに、信じずに、他に良い方法はないかなと他の手立てに手を出し、同じ繰り返しでも、間違った繰り返しを繰り返すからです。
教えを信じ一途になりますと気持ちが乱れず、素直な自分ができ、背伸びせず、無理や出来ないことを高言をせず、人からのアドバイスや助力がいただけるようになり、それが事の成就を早めることになるのです。
教えに「一念成仏、一念成魔」という言葉があります。真理を悟って仏になるか、煩悩に苛まれる鬼になるかは、ちょっとした考え方の違いしかないということです。善と悪、成功と失敗、幸福と苦痛など、見た目は両極端ですが、考え方がほんの少し違っただけの結果に過ぎないことを知り、ご一緒に祈り学びましょう。
なんだかんだと言っても要は一途な道を歩むことは楽しく豊かな気持ちでいられるのです、これが一番。楽しくなければ人生ではないでしょう。
明晩は「にんげん学」小倉講座「老子を読む」。明後日は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」。老子は柔弱、道理に従いなさいと教えます。人に対して強くなる必要はないのです。人に対するから敗れるという憂き目に遭います。九州地区の皆さん、お目にかかれますことを楽しみにしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
昨日法要後皆さんが護摩修法で使いました仏器のお磨きとお掃除の奉仕、ご苦労様でした、ありがとうございます。