日常の中で

おはようございます。

法要や催しがあった後は必ずといって良いほど感謝の念に浸ります。6日の「大般若経六百巻転読会」翌日の「報恩登山・結縁潅頂」と行事が出来たことにです。今年もお導きと皆様のお陰で終えることができました。
私は当たり前のことに感謝することにしています。当たり前のことの一番は日常に出会った人々や事柄にです。
何故このように思うようになったのかといいますと、それはやはり、自分が不出来だったからだと振り返っています。以前には自分が日常で出会った人や事柄は嫌で嫌でたまりませんでした、それは皆さんが優れているからで、それを認めるのがとても嫌だったのです。
しかしあるときから変わりました。自分で感動したり、素晴らしいと思ったことをやってみようと、日常に当たり前にある事柄をやってみようと思えるようになったのです。感動する心は自分の中に在る素晴らしい心の世界だと感じられるようになったのです。
その延長線上に「不滅の法灯」との出会い「大般若経六百巻転読会」と出会いがありました。そして、それを素直に拝み続けたい、法要をしたいと思って現在まできています。
自分がやることに何も人の許可も要らなければ、試験もありません。やればいいのです。行動すれば良いのだと思ったのです。そのような思いで「大般若経六百巻」という厖大な経巻を心華寺に揃えることが出来たのです、37才のときです。50才の時に「不滅の法灯のご分灯」をいただきました。
比叡山で暮らしているとき、不滅の法灯が一千二百年人の手によって消えていないことを知り、深い感銘と感動を覚えたのです。精神を形に、そのお手伝いを真摯にしている僧侶の姿に驚きと尊敬の念を感じ涙がこぼれました。また大般若経転読会法要を目の当たりにして感動、ご利益を感じ、いつの日か自分もと思ったのです。
このような思いのエネルギー。それが多くの人とご一緒出来る、ご一緒におまいりくださるという摩訶不思議の力を現実に実感しています。
当たり前の日常の中に感動することを今日からも自分に取り入れて過ごしたいと思っています。人生は自分の感動を追い続けるのが人生ではないかと考えています。
また逆に私は怖がり屋でもあります。怖いものは怖い、という臆病さも大切だと思っています。そうすることで馬鹿な争いや、見栄を張ることもせず、感動を得たことを続けられるという継続力の要因にも大きく影響しているように感じています。今日の皆様が素晴らしい感動に出会いますことをお祈りします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
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