脇見をしない

おはようごいざいます。

「にんげん学」神戸講座ご出席の皆さんありがとうございます。朝晩は少し涼しさも感じるようになりましたが、日中はまだまだ夏日です。これから夏の疲れが出る季節、お大事にお過ごしください。9月は29日(月)です、お元気にお会いしましょう。
今朝は雨がシトシト降っています、昨日勉強会場の近くを少し歩いたのですが、そのとき空を見上げますと飛行機雲が、ああ明日は雨に戻るのかな、とふと思ったのですが、朝目覚めカーテンを開ければ雨、自然は正直に反応しますね。
昨日学びました論語、為政第2、16条「子曰く、異端を攻(おさ)むるは、斯(こ)れ害あるのみ。」。意は「孔子言う、学問をするに当たり、本筋を離れた横道を研究することは、益がないのみでなく、むしろ弊害があるばかりである。」。
この教えは、一面の真理を持つことはあっても、真に中庸を得たものでなければ、他の勉強をすることが、かえって害になるというのです。孔子は「和して同ぜず」と教えています。自分が確かな行動基準となる知識、信念がなければ惑わされてしまうぞと警告するのです。中途半端に学んではいけないというのです。
人生「良いとこ取りは出来ない」「都合の良いように物事は解釈できない」、「生兵法はけがの元」ということです。
しかし、この教えを極端にとって、自分の主張以外のものをすべて異端として排撃するのは、視野狭窄に陥る弊害がありますので、厳に戒めなければいけません。
志と欲と混同している人に異端を攻むる弊害を起こす人を多く見ます。欲望で人生の確立を図ろうとする人は、確かなものを身につけていませんので、あれこれと迷う人生をいたずらに送ってしまうのです。
志を全うしようとしている人の歩みは一見進んでいないように見えますが、何事も一朝一夕に行かないことを道理として知っているがために、遅々として進まずのように見えますが、ある境目を超えますと一気に邁進するのです。「山高ければ谷深し」です。
前回学びました、14条「子曰く、君子は周して比せず。小人は比して周せず。」で、自分を確かにしている人(為すべき事を知っている人)は人様と偏頗(偏った)な交わりをしないのです。どなたからも学ぼうとするのです。「自分以外すべて我が師」です。ところが欲にしか目や意識が行かない人は、偏波な偏ったつきあいしか出来ず、結局は何も得られず、いくつ何歳になっても何一つ確立することができません。
口耳三寸の学を厳に戒めているのです。自分に都合の良いように聞き、すぐ言葉に出すような人間はよろしくないのです。知識学問が身についていない人間は蕩々と話すことが出来ていると錯覚を自らしていることに気づくべきです。このような人は自分で危険を招いてしまうからです。
16条はこのようにならないために私たちを戒めてくれています。今日も自分の為すべき事を確かにして、惑わされることの無い一日としましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災並びに各地の豪雨災害の復興を祈り応援します。
昨日「神戸講座」のお世話をしてくださいます西山さんが「ハンターフォーラム・神戸を元気に」というキャッチフレーズで開催、お誘いを受けちょうど講座前でしたので参加しました。英国から幕末に神戸にやってきて、新しい文化を開いた、「エドワード・ハズレット・ハンター」という方の偉業、創業精神・融合精神を学ぼうと開かれたフォーラム。お昼12時からという時間帯でしたが、50名近い方の参加。西山さんのお仕事に対する姿勢を垣間見た楽しい時間でした。
歴史を感じるハンター邸の門。

洋館だと思いきや風情のある日本邸でした。

お昼の「ハンターサンド」ごちそうさまでした。

130年経つ見事な桜、ハンターさんの奥様の名前をつけた「愛子桜」です。

塀の飾りに頭文字が、おしゃれですね。

講座でのお茶です。