学ばなければ

おはようごいざいます。

「にんげん学」東京講座ご出席の皆さん、真夏日に逆戻りした暑さの中ありがとうございます。いかに学びが大切かをまたまた昨日は身にしみる話。何か心の中に暖かいものが残っています。来月もご一緒ください。来月だけ会場が変わり銀座となります、お間違いのないようにお出かけください。場所はHPの中でご確認くださいますよう。
私たちは何かに夢中になるとどうしても偏ってしまう弊害が出ることを戒めてくれた話でした。それで知識を生かすことが出来なかったり、縁を壊したり、関係にひびが入ったりと、やはり心を学ぶことで学びが生かされることを改めて気づかされたようです。
高いビルに上るにはエレベーターはありますが、階段をつけますと一直線とはいきません。必ず蛇行し途中には踊り場が、でなければ最上階には上れないからです。人生も同じように、上を目指せば曲がりくねりながら登りそして踊り場が必ずあるのです(力を矯めなければならない、修正しなければならないときがある)、知識を感情という世界でとらえバランスをとることができなければ、結果に一直線の論理を生かせないどころか、自分の持っている知識が大きな壁となって逆に己自身の行く末をを阻(はば)んでしまうことになるのです。
論語、陽貨(ようか)第17、8条「子曰く、由(ゆう)や、汝、六言(りくげん)の六蔽(りくへい)を聞けりや。対(こた)えて曰く、未だしと。云々、後文略」。
「仁・知・信・直・勇・剛」の六つの徳目にも、それぞれ学を好まないために生ずる六つの弊害があるという説を聞いたことがあるかと、弟子の子路に問いかけたのです。子路は知りません、と素直に答えました。
私も善いことをすれば良い結果に結びつくもののだと、この条を読むまでは思っていました。ところが善を行っても、きちんと学んでいなければ大きな弊害があり、結果悪いこととなるからと戒めたのです。子路という弟子は素直で直情的に信じる弟子でしたので、孔子は対機説法(たいきせつぽう)を行ったのです。信じるあまりに逆になるのではよろしくないということです。
意は「仁を好むことは極めてよいことであるが、もしその人が、仁を好むと共に学問を好まないと、ただのお人好しになり、愚か者になり、人におとし入れられ、欺かれる憂いの蔽に陥る。
知を好んでそれと共に学を好むことをしないと、ややもすれば、行いに締まりがなく、ただいたずらに多くを知り、人より高みをのぞみ、広く知ることだけを喜ぶ弊害に陥り、口先だけの人間となる。
信を好んで学を好まないと、条理を弁(わきま)えずに物事をやり通そうとする結果、かえって物事を傷(やぶ)り害(そこな)う弊害に陥る。
直を好んで学を好まないと、人を責めるに急なる余り、狭くてゆとりのない、窮屈な弊害に陥る。
勇を好んで学を好まないと、徒(いたずら)に人に加える方面にのみ働くから、将来は人と争いを起こす弊害に陥る。
剛を好んで学を好まないと、落ち着きを失って、徒に力を振り回す狂者の弊害に陥るものである。」
いかがです、六者は美徳ですが、その美徳を全くするためには、広い見識を立てるための学問が必要だと孔子は教えます。
教えは素晴らしいものですが、偏ってはその弊害を多くすることを改めて気づいたようです。物事が進まないとき上の六蔽を思い反省してみてはいかがでしょう。せっかくの美徳を台無しにしないようにしましょう。
昨日はうれしいことがありました、東京講座のお世話をいただくNさんが、癌を発症し7年半、無事経過、最良というお墨付きをお医者さんからいただいたという報告を皆さんの前で披露、そして癌発症以来初めて講座修了後の懇親会に参加、最後までおつきあいくださいました、Nさんますますお元気で来月もお会いしましょう。
心華寺に帰りましたら「CMA主催・管理職研修」が待っております。管理職の皆さんにも上の「六言、六蔽」を確かにして社員の皆さんを導いて欲しいと願っています。
そして明日は第一日曜日ですので心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」午前10時からです、ご家族のため、愛する人の為にご一緒にお祈りください。では今日も楽しく日々の徳目を修めましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災並びに各地の豪雨災害の復興を祈り応援します。
※「NPOこころのはな」を設立しました。本格的に活動をしたいと思っています。「学校に行きにくい」「会社に行きにくい」という皆様と「共に」協働生活をしましょう。そして社会復帰を合宿しながら目指しましょうというNPOです。
準備段階から私とご一緒に支援くださる先生を募集しております。また学生さんで何かお手伝いをしたいとお考えの方がありましたらありがたいことです是非ご応募ください。
勉強のお世話や生活を共にするサポートの仕事です。かつて悩んでいた、このような方々を応援したいという情熱をお持ちの方是非お力をお貸し下さい。電話をお待ちしております。0774-44-5380。斯波最誠まで、よろしくお願い致します。
※お子様の事で心配だとお考えのご家族の皆さんいつでもお電話して見てください。お話になるだけでも解決の方法がわいてくるかも知れません。0774-44-5380。斯波最誠までお電話をどうぞ、お待ちしております。
上野公園で水で絵を描いている方がおり、私の干支を書いてもらいました。


ぶら和尚で東京都美術館で行われています「メトロポリタン美術館 古代エジプト展。女王と女神」展を見てきました。

会場に入るときビルに写った太陽です。

Mさん毎月お花をありがとうございます。