同情

おはようごいざいます。

昨日は又自然の驚異を見せつけられました、御嶽山の噴火、被災された方にはお見舞い申し上げます。一日も早く鎮まることを祈ります。
「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございます。土曜日でもあり、日程を変更したにもかかわらず沢山のご参加に感謝いたします。一ヶ月一度ですのでやはりお顔を拝見できますと嬉しいですね、逆に拝見できませんと淋しいことです。来月は元気にお会いしましょう。10月は27日(月)です、日にちをお間違えありませんように、よろしくお願いいたします。
喜怒哀楽からいろいろなことを学びます。「心学」も喜怒哀楽から学ぼうと考えるようになりました。幼少から病弱な私で、何事につけ「弱い」という者は「人の下風に立たねばならない」という一種のコンプレックスを感じていました。弱い人間でしたが、私より弱いと感じる人を見ますと「共に」という気概が頭をもたげたのも事実です。しかし現実に何もできない。悔しいというより情けない。
共にということは、ある意味では「同情」するということです。弱い私でしたのでいつも何か困れば「一緒にしてくれる人はいないものか」と嘆いていました。
しかい弱い者を助けてくれる人は多くはありません。いつしか強くなりたいと思うようになったのです。それは人よりも強くなりたいというのではなく、「逃げない自分」になりたいということです。
共にとは、同情とは「分かち合う」ことです。喜びを分かち合えば大きくなり、怒り哀しみは半減し、楽しみは倍増することを友ができたことで「分かち合う」ことの喜びに気づかされました。
ああこんな世界が欲しかったのだと、しみじみと思いました。弱い私に手を差し伸べてくれる人がいた、そのときに強くなりたいと思っていたにもかかわらず何もしていなかった、何も行動をしなかった自分に気づいたのです。恥ずかしさも知りました。
そして「道の存在」「言葉のない存在」「教えの存在」に気づかされたのです。「共にいてくれるのは人ばかりではない、教えも同じだ」ということに目覚めたのです。
日課で用いますロウソクのことを「智慧の灯明」と言います。何故かといいますと、「ロウソクに火をつけますと周りが明るくなりますが、ロウソク自身は溶けてなくなる」のです。これが「共にの精神」です。自らの才能をひけらかさない、照らし終えれば何も残らない、それが智慧です。
共にとは、互いが互いを「ホローし、サポートし合う」ことです。だからこそ長くおつきあいもでき、豊かな心で信頼感も増し繁栄にもつながるのです。故に「智慧の灯明」というのです。学びを実践すれば周りを照らし合い社会のお役に立てるのです。それが道の道たる所以では。
人よりも優位に立つことを教える学びの道などはないのです。尊敬があってこそ長いおつきあいがあり、自然な形で礼儀となり、会社も存続し、経営も安泰となるのです。その要が「共にという共存共栄の精神」ではないでしょうか。
共に照らし合えば今までとは世界が違って見えてくるという楽しみ喜びともなります。それで又ときめくのです。自分の強さを欲していたのが次第に道の説いている共に強くと言う教えの喜びとなったのです。
才能を嫉妬するのはある意味では人間の本性かもしれません、有能な人ほど周囲の嫉妬や反感を買って不遇な目に遭ってはなりません、それを戒めるためにも「共に」という意識が大事です。共にするという真摯な態度は共に学び、共に研鑽を積むことだと思っています。教えたり教えられたりです。
喜怒哀楽を分かち合える友は「自分を賢いと吹聴しないので、ものごとがよく見える。自分が正しいと考えていないので、物事の是非を客観的に見ることができる。自分の功績をほこらないので、成功することができる。自分の才知を自慢しないので、常に自らを高めていくことができる」と老子は説きます。
心学という道は何も語らず、責めず、私たちの成長をじっくりと待ってくださるのです。共に学び一日一日の成長を果たしましょう。良い休日をお過ごしください。
明晩は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」です。神戸の皆さん楽しみに出かけます。新しい週であり、9月の締め、良い月末にしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災並びに各地の豪雨災害の復興を祈り応援します。
「お多幸」さんでの懇親会のお料理です。マスター今月も美味しいお料理ありがとうございます。

あん肝鍋の具材、あん肝最高でした。

太刀魚のお造りです。新鮮でなければお造りにはできません、最高の美味でした。

旬の秋刀魚。脂がのっていました。

きれいに食べました、Kさんお見事。

お多幸名物「おでん」です。

これまたびっくりの「お寿司」です。

秋の味覚の王者「松茸の土瓶蒸し」です。


Kさんお誕生日おめでとうございます、これからもよろしく。